状況が悪くなる一方のトランプ大統領
ここまで転けてしまっては、トランプ大統領もコーナーにまで追い詰められたと言うべきでしょう。さて、起死回生の策はあるのか。
率直に言って、今回のトランプの不人気ぶりは予想外です。このままではバイデン大統領ですよ。すぐにカマラハリス二交代するでしょうが。
「 民主党の大統領候補ジョー・バイデンは、討論会後の世論調査でトランプ大統領に対するリードを伸ばし、パニックに陥った共和党員は11月3日に大きな損失に向かう可能性があると警告されている。
バイデンは、選挙日まであと29日となったRealClearPoliticsとFiveThirtyEightの両方の平均で、数ヶ月の間に全国的に最も大きなリードを広げました。いくつかの最近の世論調査では、バイデンは全国的に地滑り差でリードしていることがわかりました。
アリゾナ州、フロリダ州、ペンシルバニア州の新しい世論調査は、ホワイトハウスに勝つために必要な270の選挙人票にバイデンを取得するための潜在的な転換点となる状態で、バイデンは実質的なリードを構築していることを示している。
トランプ氏は、高齢者、無党派層、郊外の有権者を含む、彼の2016年の選挙の勝利に動力を与えたグループと激しく苦戦しています。女性はバイデンを支持している。
共和党員は、トランプ氏が上院での党勢を壊滅させかねない大敗北に向かっていることを懸念している。
「共和党は私の意見では大きな問題を抱えている」と、元上院議員のジャッド・グレッグ（R.N.H.）はヒル紙に寄稿した。
「ほぼすべてのスウィング州では...投票を決定するのは独立した女性であると言われている。その投票は歴史的に中道右派であったが、この人々は大統領に完全に不満を持っている。トランプ大統領のスタイルや態度には一貫性がなく、投票を得られていないのです。これがスウィングボート（浮遊票）です...そしてトランプ大統領は女性票を失ったと思います。人々は決心した 彼は大きな問題を抱えています。彼と一緒に票を持っている人たちにとっては厳しい選挙になるでしょうね。。」
トランプ氏が事態を好転させるには遅すぎると思うかと問われると、グレッグ氏はこう答えた。「その通りだ」と答えた。
新しい世論調査では、大統領の3日間のコロナウイルスによる入院を完全には考慮されていない。トランプ氏は月曜日の夜にホワイトハウスに戻りましたが、ウォルター・リード医療センターのショーン・コンリー医師は、「完全に治癒していない」と述べている。
英国首相ボリス・ジョンソンなどの他の世界の指導者は、COVID-19で病気になった後、世論調査で簡単な同情による支援増大を受けている。
しかし、共和党は、トランプ氏が意味のある跳ね返りを得ることを期待していない、国民は広くコロナウイルスの大統領の取り扱いを不支持していることを示す世論調査を指摘している。
日曜日に発表されたABCニュース-イプソスの世論調査では、成人の72％が大統領が 「個人的な健康になったときに適切な予防措置を取らなかった 」と述べていることがわかった。同じパーセンテージでは、トランプ氏は「ウイルスに感染するリスクを真剣に十分に取ることはなかった」と述べた。
「これはトランプ氏に起こった外部の何かとして有権者に扱われることはありませんし、同情を呼び起こす必要があります」と、匿名で自由に話すことを要求した1人のGOP世論調査員は述べています。「有権者は圧倒的にトランプ氏が自ら招いたものだと考えている」
大統領は月曜日にウォルター・リードからのコロナウイルスを軽視する発言を行った。
「コビドを恐れるな」トランプはツイートした。「人生を支配させてはいけない」
コロナウイルスはホワイトハウスと大統領の選挙活動と上院の共和党陣営をぼろぼろにした。
ファーストレディーのメラニア・トランプ、ホワイトハウス顧問のホープ・ヒックス、ホワイトハウス報道官のケイリー・マッケナニー、元ホワイトハウス特別補佐官のケリアン・コンウェイは、ここ数日でコロナウイルスの陽性反応が出た。
政治面では、トランプ・キャンペーン・マネージャーのビル・ステピエン氏、元ニュージャージー州知事のクリス・クリスティ氏（R）、共和党全国委員会委員長のロンナ・ロムニー・マクダニエル氏が発病している。
上院議員。マイク ・ リー (R-ユタ州)、ロン ・ ジョンソン (R-ウィス州) とトム ・ ティリス (R-N.C.)は再選のために立候補しているが、すべてのウイルスに感染している。
病気になった人の中には、大統領と一緒に旅行したり、討論会の準備を手伝ったりした人もいます。他の人たちは、最高裁の故ルース・ベイダー・ギンズバーグ判事の後任としてトランプ氏が指名した最高裁判事の除幕式にローズガーデンで出席し、マスクをつけずに抱き合っている姿が撮影されていた。
「大統領はウイルスに感染し、ホワイトハウス周辺の人々の大部分は、彼らが愚かな行動をとり、ほとんどのアメリカ人が遵守しているプロトコルに従わなかったためにウイルスに感染した 」とグレッグ氏は述べています。"ほとんどのアメリカ人はマスクを着用し、社会的距離を置いています。彼らはハグをしていません。しかし、彼と彼のスタッフは、彼らがすることになっていることをしなかったので、彼らは愚かであることの代償を払っている。」
討論会後のトランプ氏の世論調査は、主要政党の候補者としては最悪の結果となっている。
NBCニュース・ウォールストリート・ジャーナルの新しい全国世論調査では、バイデンが先月の8ポイントから14ポイント上昇してリードしていることがわかった。
バイデンは、トランプ氏の繰り返しの中断のために記憶される討論会で明確な勝者として見られていた。49パーセントは、バイデンはトランプのために24パーセントに比べて、討論会でより良い仕事をしたと述べた。
世論調査でのバイデンの支持率は、過去4回の調査のそれぞれで上昇しており、10ポイントで水面下にあることから2ポイントで肯定的であることに行く。
民主党の候補者は、コロナウイルスの深刻なケースの影響を受けやすい最もリスクの高いグループの一つである高齢者の間で27ポイントのリードを保っている。
2016年にトランプ氏が僅差で勝利した3つの元「青い」州の1つであるペンシルバニア州では、2つの新しい調査では、バイデンが7ポイントでリードしていることを示している。
ペンシルバニア、ミシガン、ウィスコンシンでのバイデンのリードは、ほとんどの世論調査で誤差の範囲外である。
僅差の状態のフロリダ州、ノースカロライナ州、アリゾナ州、アイオワ州、オハイオ州、ジョージア州においてトランプ氏は、これらの州の少なくとも1つを獲得する必要があります。最近の世論調査では、バイデンがこれらの州のすべてで僅差でリードしている。
バイデンは、月曜日とアリゾナ州のフロリダ州で今週後半選挙活動を行う。ニューヨークタイムズとシエナ大学からの新しい討論会後の世論調査によれば、バイデンはフロリダで5ポイントでトランプをリードしている。同じ世論調査では、民主党のマーク-ケリーが二桁で上院マーサ-マクサリーをリードしており、アリゾナ州でもバイデンが8ポイントリードしている。
サウスカロライナ、アラスカ、モンタナなどの伝統的に共和党の州（赤い州）での再選のための共和党の上院議員は、予想以上に近い厳しい状況で自分の政治生命のために戦っています。」
Biden's wide lead in post-debate polls leaves Republicans panicking | TheHill
トランプの再選が困難になっているだけではなく、上院における共和党の優位も崩れそうな勢いです。世論調査が当たらないと言われても有権者の側からの「自業自得」という判定は重いと思います。つまりは、アメリカの場合は「新型コロナにかかる」のは個人のミスであって、自己管理脳玉がないと見なされているわけです。日本のように判官贔屓が機能する余地がないのです。これは日本人から見ればびっくりな話ですが。トランプ大統領の再選が無理とまではまだ言えませんが、劣勢であることは言えると思います。
