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もう一度イラク戦争を

ネイビーシールズ:チーム6  (字幕版)

 これは米国とイスラエルがイラン包囲網を構築しつつあるので、それに対する代価なのではないでしょうか。

 「 米政府は在イラク大使館を閉鎖する可能性があるとイラク政府に警告し、その後駐イラク大使館員を引き揚げる準備に入った。イラク当局者2人と西側外交筋2人が明らかにした。
 イラクでは、米国が大使館員引き揚げ後即座にイラク内敵対勢力へ軍事行動に移るのではないかとの懸念が広がっている。
 イラク政府関係者2人よると、ポンペオ米国務長官は1週間前にイラクのサレハ大統領に電話で、在イラク米大使館閉鎖の可能性をちらつかせた。
 また、このイラク政府関係者や西側外交筋2人によると、米政府は27日、大使館を閉鎖した場合に大使館のスタッフを引き揚げる準備を開始したという。
 西側外交筋の1人は、米政府はイランや、イラク国内の親イラン軍事組織を弱体化するための選択肢が制限されることを望んでいないと指摘。米政府が経済的政策と軍事行動のどちらを取ると予想するかとの質問に、「軍事行動だ」と答えた。
 米国務省は「外国の指導者との非公式の外交的会話についてはコメントしない。イランを後ろ盾とする勢力による米大使館を狙ったロケット砲発射は、米国だけでなくイラク政府にとっても危険だ」と述べた。」

米政府、駐イラク大使館員の引き揚げ準備=関係筋 | ロイター

 実際問題として、イラク国内にはシーア派民兵組織が数多く存在しています。この組織がイラク戦では散々米国兵を苦しませたわけですが、ここにきてイラクの米国大使館にロケットが打ち込まれる事件が生まれています。イランの側からすれば安全に攻撃出来るのはイラクの米国大使館だったわけで、アメリカが本当に腹を立てたと言っているわけです。大使館が引き揚げた後は、即座に親イラン軍事組織に対して攻撃が始まるのでしょう。そういえば、イラン革命防衛隊のスレイマニ司令官が白昼堂々と殺されたのも、イラクでしたね。お互いに積もり積もったものがあるのでしょう。

 問題は争いがイラク国内に収まるかどうかです。こうした事態を目にすれば、UAEもバーレーンオマーンイスラエルと国交を回復しておいて良かったと思っているのではないでしょうか。