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高橋洋一氏による樺島知事批判

ポスト・コロナ「新しい世界」の教科書

記録として残しておきます。

 「八ッ場ダムについては、地元の群馬県知事だけはなく首都圏知事も中止に反対したので、民主党政権時代に中止から建設続行に転じた。これは、結果として、その後の治水環境に大きく貢献し、大きな水被害の予防に貢献しただろう。

 一方、川辺川ダムについては、地元熊本県において、08年3月に蒲島郁夫氏が知事選に当選し、現在にいたるまで知事を続けている。民主党の「コンクリートから人へ」は、ダム中止を決定的にした。

 蒲島氏は、当時から「ダムによらない治水」と言い続けている。考えられるのは堤防などの改良であるが、それを河川全体で行うより、上流の1カ所にダムを作る方がはるかにコストパフォーマンスがいいのは明らかだ

 結果的に、「ダムによらない治水」はできていないことが、今回の災害で明らかになった。しかし、今にいたっても、蒲島氏は「12年間ダムなし治水ができず悔やまれる」とかいう第三者的な発言だったのは、当事者意識に欠けているといわざるを得ない。

 蒲島氏の脱ダム行政を検証し、今後の政権運営に生かすべきだろう。」

【日本の解き方】民主党政権が掲げた「コンクリートから人へ」に踊った報道と流された国民 “脱ダム行政”の検証が必要だ (2/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

 網これだけ被害が出てしまえば、ダムによらない治水論は完全に破綻したと言うべきでしょう。地元ではありませんが、豊かな自然を称えた球磨川流域が今後復旧するのか疑問です。ただでさえ過疎化が進んでいるのに復興の負担は地元に大きな負担として残るでしょう。むしろ過疎化を推進するのではないかと懸念します。

今から言っても仕方がないんでしょうが、「ダムを造っておけば・・・」特病まれて成りません。重要なことは県知事クラスで災害対策に不熱心であれば、それは県民の生命に直結する時代に入ったという事です。我が国では知事クラスの誤った政策に住民が殺されるのです。嫌な時代になりました。