アルマータ販売開始します。

　武器商人の皆さんにおかれましては、これからが腕の見せ所ですよ。ロシアがロシア連邦軍の先進的な軍用重装軌車輌のプラットフォームを販売し始めるようです。

 このプラットフォームというのが少し解説が必要だと思うのですが、同一の車体を基本とする同じコードネームの下、主力戦車や、重歩兵戦闘車、装甲回収車、重装甲兵員輸送車、戦車補助車両、また幾種類かの自走砲などの基礎機材になることを意図しているというものです。基本的な車体は同一でいろいろ機能を付与出来るという子供心がくすぐられるシステムのようです。車体が同一であれば、整備も楽になります。さすがはT34を生んだ国だけありますね。

「　ロシアは輸出用の最新のT-14「アルマタ」戦車を宣伝し始めたとロシアの軍事技術協力のための連邦政府局長のドミトリー・シュガイエフは月曜日にセルビアのグラス・ジャブノスティオンライン新聞とのインタビューで言った。
　「ロシアの生産者は、S-300やS-400などの防空システム、および高度な航空機やヘリコプターの両方を潜在的なバイヤーに提供する準備ができています。MiG-35軽戦闘機それに最新のT- 14「アルマタ」戦車の販売を準備している」と語った。
　ロシアの産業貿易大臣デニスマントゥロフは4月に、ロシアは2021年にアルマタ戦車の外国の顧客との作業を開始する予定であり、すでにいくつかの事前の要請を受けていたと述べました。
　Armataは、主力戦車、歩兵戦闘車、装甲兵員輸送車、およびその他の装甲車を開発するための基盤として機能する、追跡の長い標準化されたプラットフォームです。
　2015年5月9日、赤の広場の勝利の日パレードで、アルマタプラットフォームをベースにしたT-14戦車が初めて公開されました。新しい戦闘車両は、完全にデジタル化された装備、無人砲塔、乗組員のための孤立した装甲カプセルを備えています。」

https://tass.com/defense/1175281

タス通信なので信頼性は１００％です。最近ではトルコが強引にS400を導入して、F35の契約が反故になってしまいました。世界的な規模の同盟で中国に対抗するのであれば、ここはアメリカも貧乏国でも買える武器を用意しなければならないのではないでしょうか。