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ルフトハンザは手放さない

ナニワ金融道 1

もうすでに飛んでしまっている航空会社に駐機場を確保するというのは、これも彼女なりの愛国心なのでしょうか。

 「 アンゲラメルケル首相は、ドイツ政府は欧州委員会がルフトハンザ(LHAG.DE)からフランクフルト空港とミュンヘン空港の貴重な離着陸場を奪うことを許可しないことを彼女の党の幹部に語ったとハンデルスブラットは報告した。
 メルケル首相は、会議の参加者によると、「それが起こることは許さない」と毎日報じている。メルケル首相はまた、「厳しい戦い」があると述べたとも伝えられている。
 ルフトハンザと競争監視員は、ルフトハンザが救済策によって競争が妨げられないことを保証するための救済策としてルフトハンザがどのスロットで放棄しなければならないかについて議論していると、この問題に詳しい関係者はロイターに語った。」

Merkel won't allow EU to deprive Lufthansa of key slots: Handelsblatt - Reuters

 日本でも日航もANAも大変だと思うのですが、駐機場のスペースを手放したくないというのはメルケル首相の、秘められたドイツ愛だったのでしょうか。もうすこしうがった見方をすれば、自分の在任中にルフトハンザの崩壊を目にしたくないという個人的願望だったのではと思います。何もしなくても、メルケルのあとCDUが与党になる事は無いでしょう。ですから、身につまされるのかも知れません。