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北京を連合国が占領する日

義和団事件風雲録―ペリオの見た北京 (あじあブックス)

 今回のコロナ騒動は、義和団事件に似ていますね。ホクシン事変は結局中国を部分的に列強に譲渡する大きな転換点になった事件でした。

  基本的に今回の事件でアメリカはすでにベトナム戦争以上の死者を出しています。イギリスも同様でとてつもなく多い犠牲者を出しています。普通に考えて、このまま平和裏に事態が推移することはないのです。アメリカはソビエトロシアを崩壊させるために10年間の時間を使いましたが、今後の10年でやはり中国を崩壊させることでしょう。

「 「中国の責任ばかり追及する新しい『8カ国連合軍』による包囲網の本当の目的は何か」「中国に賠償を要求する動きには巨大な陰謀が潜んでいるに違いない」。世界が新型コロナウイルスパンデミック(世界的な大流行)に苦しむ中、中国では120年前の歴史上の出来事が話題をさらっている。
 8カ国連合軍とは1900年、排外主義を掲げた「義和団の乱」の最中、包囲された北京の公使館地区の解放を目的に清国に攻め入った列強の軍隊の総称である。8カ国は英国、米国、ドイツ、フランス、イタリア、ロシア、日本、オーストリア・ハンガリー帝国だった。
 翌年の北京議定書で清国政府はこの8カ国に加えて、関係するベルギー、オランダ、スペインなどにも賠償金を支払うことになる。銀4億5000万両という賠償額は当時の清の年間予算の数倍。結局、39年間の分割払いとなり、清朝滅亡後も中華民国に引き継がれた。
 利子を含めて2倍近くに膨らんだ賠償金は、後世の国民にまで記憶される深い恨みを残した。北京議定書の交渉で清国側の全権は、西太后の意を受けた李鴻章らだった。」

新型コロナ:「コロナ米欧連合軍」の幻におびえる中国の被害者意識 (写真=AP) :日本経済新聞

 現在の中国共産党体制が崩壊した暁には、中国共産党の悪が徹底して暴かれることでしょう。中国人というだけで表通りを歩けないそんな雰囲気になるはずです。おそらくあと10年しないうちに現在の北京の体制は崩壊することでしょう。


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