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次はバイデン

日本人の知らないトランプ再選のシナリオ―奇妙な権力基盤を読み解く

 今回のコロナウィルス騒動で一番被害が出たのがトランプ大統領かもしれません。株を挙げて再選を確実にしようとしていたのですが、その頼みの株価も当選前の水準にまで下落してしまいました。

 痛かったのは消毒液を注射したらといった思い付きを記者会見で述べてしまったことです。まさか、アメリカの有権者は冗談だとは思わなかったので被害が続出という、想像の斜め上をいく事態となっています。

「2020年米大統領選を前にUSAトゥデー紙とサフォーク大学が共同で実施した世論調査によると、民主党候補の指名獲得が確実となっているジョー・バイデン前副大統領の支持率が44%で、38%のトランプ大統領をリードしている。
 トランプ大統領無党派層の支持を失いつつあり、27日公表された同調査結果によれば、無党派層のトランプ氏支持率は27%と、昨年12月調査時の45%から低下した。ただ、バイデン氏も無党派層を十分取り込めていないことが示されており、その3分の1は支持候補を決めていないか、第3政党の候補を探すと答えた。
 若い有権者は特に選択肢に興味を感じていない。18歳から35歳までの回答者の4人に1人は支持未定もしくはまだ別の候補者を探していると回答した。未定の有権者数はここ数週間に複数の調査で増加傾向にある。トランプ大統領の支持率は新型コロナウイルス危機で痛手を受け、トランプ氏とバイデン氏は有権者と実際に会う選挙運動の停止を余儀なくされている
 USAトゥデーとサフォーク大の調査は、第3政党の候補の選択肢を回答者に提示しているため他の全米世論調査とは異なる。その選択肢をなくすと、バイデン氏の支持率は50%に対し、トランプ氏は40%だった。調査は4月21日ー25日に登録有権者1000人を対象に実施された。」

トランプ大統領支持が無党派層で低下、バイデン氏リード-最新調査 - Bloomberg

このままであれば、バイデンの逃げ切りですね。まあ、選挙戦が始まれば、両候補のディベートもあるので、まだわからないとは言えます。しかしほかの条件が変わらなければ、バイデンが次の大統領ということになりそうです。