FirstHedge 明日の投資情報

投資を搦め手で分析します。

国際連盟から中国が脱退する時

東亜全局の動揺―我が国是と日支露の関係満蒙の現状

今回の米国がWHOへの資金拠出を拒否したのは、国連という戦後秩序を支えてきた国際連盟というシステムに対する拒否権の行使であったと思います。言い換えれば、中国が安全保障理事会常任理事国としていること自信がおかしいという議論にまで必ず繋がることでしょう。安全保障のいう意味では、今年後半から荒れるでしょう。

 「トランプ米大統領は14日の記者会見で、新型コロナウイルスへの対応が中国寄りだと批判してきた世界保健機関(WHO)への資金拠出を当面の間停止すると表明した。「コロナウイルスの拡散への対応の誤りと隠蔽について、WHOがどんな役割を担ったかを検証する」と述べ、その間は資金拠出を停止するよう指示したと明らかにした。

米国のWHOへの拠出額は2019年に4億ドル(約430億円)を超えている。国別の割合で約15%を占め、最大の拠出国となっている。ただ、近年では中国の拠出額が急増し、影響力も増していると指摘される。米国の拠出停止はWHOに運営面で是正を迫る狙いがあるが、米国内での感染拡大を巡るトランプ氏自身への批判をかわす思惑もありそうだ。

トランプ氏は会見で、米国が1月に決めた中国からの入国禁止にWHOが反対した点に触れて「WHOによる最も危険な決定の1つだ」と指摘した。WHOは正確な情報を提供する義務があるにもかかわらず「その基本的な義務を怠った。責任を問われないといけない」と主張した。

また「WHOは中国が唱える偽情報を広めた。信じられないほどの問題を抱えている」と非難した。WHOが世界の感染者数を20倍に増やしたとも主張し、感染拡大の一因になっているとの見方を示した。トランプ政権はかねて中国が新型コロナへの初動を誤り、情報公開に消極的だと批判してきた経緯がある。

共和党はWHO批判でトランプ氏と足並みをそろえるが、民主党には「トランプ氏は(周囲からの)警告を無視し、十分な対応をとってこなかった」(ペロシ下院議長)として責任転嫁を図っているとの見方が強い。]

米、WHOへの資金拠出を停止 トランプ氏表明 (写真=ロイター) :日本経済新聞

今回の騒動ではWHOは、あまりに中国寄りの発言が多かったように思います。今後WHOに代わる国際機関が追求されることになるかと思います。当然中国抜きで。

ただ、問題はこれだけでなく、最終的に国連安保理に中国が常任委員として留まることは、今後大きな問題になると思います。当然米中戦争のコースに入ったという事です。