運命の、激動の、一週間
激動の一週間がすぎました。この一週間の影響が語られるのはまだまだあとのことでしょう。
まずこの一週間をふりかえっておきましょう。
9日
・香港人権法案が全会一致で米上院を可決。
20日
・香港人権法案が賛成471票反対1票で米下院を可決。
・南シナ海で米海軍戦闘艦「ガブリエル・ギフォーズ」が自由の航行作戦を実施。
21日
・南シナ海で原因不明の核爆発を観測。
・南シナ海で米海軍駆逐艦「ウェイン・マイヤー」が自由の航行作成を実施。
・キッシンジャー元国務長官北京入り。
24日
・香港区議会選挙で親中派がまさかの大敗。
結局、香港をめぐる1週間であったといえます。香港という金融のハブを中国から取り上げるぞという恫喝に中国側が屈してしまった1週間であったといえます。トランプが香港法案にサインしたのは1週間後ですから、もう大丈夫と確認してからサインしたことがありありですね。トランプ大統領にとって貿易交渉の方が重要なので、その障害になることをおそれたのでしょう。それにしても21日の南シナ海での謎の爆発がアクセントとして目立っています。人民解放軍内部ではさぞかし多くの議論がかわされていたqことでしょう。この事件で、中国側も一度冷静になって「本当に米国と戦えるのか」を自問したことでしょう。それとキッシンジャー訪中によってしばらくの間は様子見にすると決めたとかんがえられます。ですから貿易交渉も第1段階は無事に締結できると思います。全てはオリンピックが終わってからでしょう。