アメリカよ、さようなら。
習近平は無事外遊に出発したようです。中国に関してはまた何かあればお知らせします。
それはそうと、タイトルにある通り、ドイツはアメリカから離れるようです。
「 ベルリンに本拠を置くフォーサ・インスティテュート(Forsa Institute)の新しい世論調査によると、ドイツ人の半分以上はヨーロッパが防衛のために米国に頼る必要はないと考えている。
この調査を行ったロイターによると、アメリカと伝統的に深い安全保障上の絆をもつドイツの西部でさえ、55%が欧州の軍事支援のためにヨーロッパに依存する必要はないと回答した。
東側の回答者にはほとんど差がなく、60%は欧州がワシントンに依存する必要はないと答えた。
ロイター通信によると、回答者の約37%が欧州に軍事支援のために米国が必要だと答えた。
ブリュッセルのNATO首脳会議で、トランプ大統領が欧州連合(EU)の安全保障コストの不公平な負担を強いられていると主張し、欧州の同盟国が自国防衛にもっと支出をするように求めた約1週間後に1004名の人に対して調査は行われた。
トランプ大統領はまた、ロシアの天然ガスへの依存とノルド・ストリーム2バルト海パイプライン建設の提案により、ドイツがロシアの「捕虜」になっていると非難した。
しかし、このプロジェクトは、ドイツでは幅広い支持をうけている。ロイター通信によれば、このパイプラインは、ドイツに天然ガスのより信頼性の高い供給を提供するため、パイプラインは良いことだと述べている。
圧倒的多数の回答者(92%)は、欧州で米国の液化ガスを促進するために、トランプ大統領は、ドイツのロシア製天然ガスの使用を批判したのだと信じている。」
Poll: Most Germans think US backing not needed to defend Europe | TheHill
いくら世論調査とはいっても、戦車も潜水艦もポンコツになっていたドイツが米国の支援はいらないというのは、思わず大丈夫かという気になります。これでは、NATOは終わったとみてもさして間違いではないでしょう。今後は、NATOからのアメリカの脱退が本格化するのかも知れません。
しかし、逆に言えば、アメリカがロシアに接近すれば、米ロの挟撃をうけることになるはずなのですが、そこまでは行かないとドイツ人が考えていると言うことでもあります。甘いなあ、と思います。