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フィリピンも対中戦に参戦

 対中包囲網が姿を現しつつあります。その中の一国がフィリピンです。

 「【8月24日 AFP】フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領は24日、南シナ海(South China Sea)の領有権争いで解決がみられなければ、中国にいずれ「落とし前」をつけさせる時が来るだろうと警告した。

 オランダ・ハーグ(Hague)にある常設仲裁裁判所(PCA)は先月、南シナ海をめぐる中国の主張の大半には法的根拠がないとの判決を下した。この判決は、訴えを起こしたフィリピン側の圧倒的勝利とみられた。

 ドゥテルテ大統領はこれまで、攻撃的な対応で中国を怒らせたくないとの考えを繰り返し示し、緊張緩和のために特使を派遣していたが、24日には中国との対立も辞さない姿勢を示した

 ドゥテルテ大統領は軍基地で兵士たちを前に演説し、「今は、判決についてわめき散らすことはしない。だがいずれ、このことについて中国に何らかの落とし前をつけてもらう時が来るだろう」と語った。

 中国側は、仲裁判決を無視する方針を明言している。

 ドゥテルテ大統領は「中国は本当の望みを明らかにするべきだ。望むと望まないにかかわらず、中国はフィリピンのみならずここ東南アジアの全ての国によって、仲裁判決の順守を要求されることになるからだ」と述べた。

 さらに、強大な軍事力を擁する中国に対し、フィリピンへの攻撃について警告し「私が保証する。ここに入り込もうものなら、血塗られたものになるだろう。われわれは簡単には屈しない」と語った。」

比大統領、中国に「落とし前をつけさせる」と警告 南シナ海問題 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 フィリピンのドゥテルテ大統領は、特に親日家であることで知られています。オバマ大統領の時代はアメリカとの関係は険悪でしたが、トランプ大統領との関係は良好です。両者ともに行動様式が似通っているためなのでしょう。

 そこで、今回のドゥテルテ大統領の発言です。「落とし前をつけてもらう」というのですから、戦争が始まれば参戦するという表明と解釈できます。

 それ以外にも、インド、オーストラリアなどもこの対中包囲網に加わることでしょう。現在はまだ準備段階ですが、世界が戦争に向かって動き始めています。