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公開!ロシアの新兵器

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 ロシアの新兵器が一部公開されました。

  「ロシア国防省は,日曜日早朝にMiG-31迎撃機により超音速ミサイルの発射実験に成功したと発表した。
 この発射実験は、プーチン大統領が、世界中のどこにでも届き,敵の迎撃に屈しない恐るべき一連の核兵器を展開したと生命を発表した数日後に行われた。
 先週の金曜日には、スパイのセルゲイ・スクリパルに対する神経ガス攻撃がモスクワに責任があることが明らかになれば、プーチンには「あらゆる範囲で(full spectrum)」制裁を科すと英国のメイ首相が発表している
 プーチン大統領は以前にロシア連邦会議で、モスクワは他の国が持たない発達したミサイルを持っていると自慢していた。今回の超音速ミサイルは,水上若しくは水中のターゲットに対して時速12390kmで1250マイル(約2012km)を飛行する。
 またロシアは英国の国防体制は,今回の超音速ミサイルより劣っているだろうと述べている。
 ロシア国防省のスポークスマンは、「ロシア空軍のMiG-31の乗組員は、規定の区域での超音速のキンザール高精度ミサイルの発射訓練を終えた。」と語った。
ミサイルテストの映像には、胴体下のパイロン上にロシア語で「短剣」を意味するキンザール(Kinzhal)を搭載したMiG-31機が1台示されている。
 ミサイルの胴体は、爆破する前に戦闘機の下面から投下されるところがビデオには映っている。
 ミサイルに核弾頭が装備されているかどうかは不明である。そして、この点にはロシアはまだまだ固く口を閉ざしている。
 今日の打ち上げについて、ロシア国防省は「今回の発射実験でKinzhalの高精度空中ミサイルシステムの性能特性と時間指標が確認された」としている。
 ロシアのタス通信は、ロシア国防省筋の話として、今回のMiG-31の乗組員は、2018年の初めから250回以上発射実験に携わっている事を伝えている。
 元ロシアスパイでMI6のエージェントで会ったスクリパリ氏とその娘ユリアへの薬物事件に対して英国が衝撃を受けている中で、この発射実験は行われた。
 メイ首相は,今回のソールズベリーでの出来事の犯人を罰するために外交面経済面軍事面での対応を準備するように大臣に命じているとされる。
 情報機関のトップも,今回の毒殺事件がロシアによって命じられたという明確な証拠をあと数日で確保すると見られている。
 木曜日に、アンバー・ラッド英内務相は、今回の事件を「鉄面皮で向こう見ずな行為」と厳しく非難している。
 英国政府の上層部によれば、国民の憤りにみあった対応を開始しなければならないということを受け入れているという。
 プーチン大統領は、一連の核兵器を構築してきた。しかし、米国と英国はこのプーチンの振る舞いに目をつぶってきたことは明らかである。
 西側に対するはっきりとした脅威として、ロシア大統領は彼の決定的な武器を明らかにした。「ロシアは核保有国であったが、誰も私たちの意見を聞きこうとはしなかった。今こそ我らの意見を聞いて欲しい
 ロシア軍参謀本部は、射程限界を持たない運用可能な弾道ミサイルを持っており、このミサイルはアメリカのシールドでは止めることができないと主張していると、ビデオでの映像を紹介しながらロシアの指導者は述べた。
 プーチンはさらにロシアは海中のドローンを所持しており、それには核弾頭が搭載可能で,いくつかの国家によって検証されていると主張した。
 今回の発表でも「新たな軍拡競争が、我々を新たな冷戦の恐怖の元に置いている」と主張されている。専門家は、以前の冷戦の参加者、すなわち、ロシア、北朝鮮、中国、アメリカが軍拡を継続していると警告している。(以下略)

 既に英ロの間の溝は、埋めることができないのかもしれません。英国だけでなく、西ヨーロッパ諸国はロシアに対してむき出しの警戒心を抱いており、ロシアに対する制裁が解除される見込みは、今後数年にわたってあり得ないでしょう。
 プーチンが自国の武器を自慢するのは良いのですが、ロシアの経済的停滞はどうしようもありません。アメリカのシェールオイルの生産が増加していることから、虎の子の原油価格は低下すると予想されます。となると、寧ろ困るのはロシアの方では,という見方も出来るでしょう。