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米朝首脳会談に向けてあのラスボスが動く

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 ついに大御所が動き始めました。

  これまで、スイスの問題は何度か取り上げてきました。

  なぜグレンコア社かというと次のような背景があります。

 もう半年前のエントリーでしたが、見方は間違っていなかったとホッとしています。

読売新聞は次のように伝えています。

「米国のトランプ大統領北朝鮮金正恩キムジョンウン朝鮮労働党委員長と会談する意向を示したのを受け、スイス外務省の報道官は9日、スイスでの会談開催に向け、「すべての関係者と接触している」と明かした。

 永世中立国であるスイスは、1994年9~10月の米朝協議や、85年11月の米レーガン大統領とソ連ゴルバチョフ書記長の会談の舞台にもなってきた。連邦政府の別の報道官はこうした実績に触れ、「会談の実現を歓迎する」と述べた。

 スイスは昨年9月にも、当時のロイトハルト大統領が「外相級会談の開催などで(北朝鮮の核問題の)仲介役を務める用意がある」と述べるなど、北朝鮮関連協議の開催地となることに強い意欲を示している。」

米朝首脳会談、スイスが開催へ「関係者と接触」 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

 というわけで、事実上のラスボスが登場してきました。現在のところ、会談が行われるのは板門店という説が有力ですが、スイスで行われれば、まったく歴史が変わってしまうでしょう。核放棄を前提とした米朝国交樹立への合意が形成されれば、日本の立場は非常に苦しくなります。