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韓国から次々と撤退する米企業 

 

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 ゴールドマンサックスが2012年には韓国での資産運用部門を撤退させています。さすがに,「韓国は危ない」ということが金融機関は良く理解していたのでしょう。

 そこに続くのが今回のGMです。

 中央日報からです。

「米ゼネラルモーターズ(GM)が韓国GMを買収して以降、9252億ウォンを投資し、少なくとも3兆ウォン(約3000億円)を回収したことが分かった。13日に群山(クンサン)工場の閉鎖を発表したGMの立場では、今すぐに韓国市場から撤収しても損はないという計算が出てくる背景だ。

 韓国GM監査報告書を分析した結果、GMは2002年に大宇自動車を買収して4億ドル(4340億ウォン)を投資し、2009年に流動性危機を迎えると有償増資を通じて4912億ウォンを追加で投資した。GMが韓国GMに投資した主要項目(9252億ウォン)はまだ1兆ウォンに達していないということだ。

 一方、韓国GMがGM本社に支払った金額は確認されたものだけで2兆ウォンを超える。

 ひとまず本社の貸出金2兆4000億ウォン(2016年基準)に対する利子として2013年から2016年まで4620億ウォンを支払った。

 また、2012年以降、GMは本社が開発した車種を韓国で販売する場合、この金額に対する研究開発(R&D)費用を韓国に請求している。2014年以降に韓国GMが支払ったR&D費用は1兆8580億ウォン。結局、GM本社が韓国GMに投資した金額(9252億ウォン)を差し引いても1兆4000億ウォン以上は回収したという分析が可能だ。

 これだけではない。かつて韓国GMには売上高の5%を本社にロイヤリティーとして支払う規定が存在していた。産業銀行がロイヤリティー支払いに問題を提起した後、GMは該当規定を削除したが、2010年までGMは韓国GMにロイヤリティーを請求した。韓国GMがロイヤリティー名目で本社に送金した金額は明らかにしていない。ただ、2002-2010年の累積売上高が83兆ウォンである点を勘案すると、規定金額(5%)の半分だけが本社に渡ったとしてもGMは韓国GMから2兆ウォン以上を受けたと推定できる。GM本社が韓国GMを運営しながら受けた金額は3兆5000億ウォン前後という見方が出ている背景だ。(以下略)」 

GM本社、韓国GMから3兆ウォン以上回収 | Joongang Ilbo | 中央日報

 技術を使用したからにはロイヤリティーを払うのは当然でしょう。それをいかにもあしざまに書くのもいかがなものかとおもいます。それよりも、あのGMが工場閉鎖というニュースの方が衝撃度が大きいでしょう。朝鮮半島で儲ける時期は終わったという認識があるためでしょう。

 さて、日本企業はどうするのでしょうか。韓国に1000億投資するとされる東レの運命が気になるところです。