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金詰まりの中国

 尖閣諸島に潜水艦を派遣する、日本の防空識別圏に次々と飛行機を送り込むというちょかいを仕掛けてはいますが、全体としては中国は対日姿勢を軟化させています。

 素直に軟化すると、国内から日本に融和的すぎるという反論が生まれるので、ちょっかいを仕掛けながら、宥和政策を採用するという矛盾した政策が採用されています。

 「中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は23日、安倍晋三首相の22日の施政方針演説について「中国との協力を強調した」と1面トップで報じた。社説では「安倍政権の関係改善への望みは本物だ」と評価し、習近平指導部の対日関係に前向きな姿勢を反映したとみられる。(以下略)

中国紙、安倍晋三首相を評価 「関係改善への望みは本物だ」 - zakzak

 これは思わず目を疑う記事でした。習近平政権はこのところ、ラップを禁止したり、香港の書店主を再び拉致したり、国内のキリスト教の教会を破壊したりと、体制を揺るがしそうなものは全て叩き潰しています。その上での対日融和策ですから、経済的にいよいよ厳しい状況に追い込まれていると見るべきでしょう。