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コロナウィルスフリーの大阪、万歳!

フィガロ ヴォヤージュ Vol.35 ミラノ、ヴェネツィア、北イタリア巡り。(美食もアートも手仕事も! )【イタリア旅行ガイドブック】 (FIGARO japon voyage)

ベネチアではついにカーニバルが中断になってしまいました。韓国にコロナウィルスが広がるのはわかる気がするのですが、ついにイタリアまで。

 「タリア北部では、今月21日にロンバルディア州で38歳の男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されて以降、州内で相次いで感染が明らかになり、隣接するベネト州も合わせると2日間で合わせて71人の感染が確認されています。

このうち、70代の男性と女性の2人が亡くなりました。

イタリアのコンテ首相は22日、緊急の会議を開いたあと記者会見を行い、ロンバルディア州の中心都市ミラノからおよそ60キロ離れた10の自治体と、ベネト州の1つの自治体で当面、住民の出入りを原則として禁止すると発表しました。

対象となる自治体には合わせて5万人余りが暮らしていて、現地に警官隊を派遣し、住民が地域を離れないように検問を設けるとしています。

また、当局が住民に外出を控えるよう呼びかけていて、学校などの公共施設を閉鎖したほか商業活動も一部を除き停止するよう求めるなど、対策を強化しています。

一方、イタリアでは22日、集団感染が確認されたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から下船した19人が軍用機で帰国しました。

19人は日本での検査で陰性だったということですが、経過観察のため2週間、軍の施設に隔離されるということです。

新型コロナ 伊政府 感染広がる自治体で住民の出入り原則禁止に | NHKニュース

 今回のコロナウィルスは伝染性の高さが特徴であると考えられます。だから、今回のイタリアのような騒動になるのが通常であって、むしろおかしいのは日本の状況なのです。中国人の観光客も多いので、結局、ウィルスは日本全土にばらまかれているというのが現状でしょう。にもかかわらず、あの大阪では1名を出しただけです。これは脅威ではないでしょうか。また、世界的に見ても人口比から考えれば、日本にもっと患者が顕在化してもよいはずなのです。しかし、今では、韓国やイタリアの方が患者が多くなってしまいました。

 大阪の話に戻れば、都市としてそのインフラがコロナウィルスに抵抗力がある、大阪で患者が少ないのはなぜなのかを考えれば、今後の方策のヒントも見つかるはずです。

 大阪が、他の都市と異なるのは何かといえば、第一に電車がらみで感染したとみられる人がいないことです。これは関西の私鉄などが電車に空気清浄機を実装しているためでしょう。これがJR東日本との違いでしょう。

 第二に、感染経路の問題です。おそらくは一番可能性の高いのが経口感染のパターンではないかと考えられます。しかし、公衆便所でも、水道の蛇口も非接触式になっています。トイレで手を接触する可能性を減らせば、かかりにくくなると考えられます。地方都市の場合はそこまで徹底していないでしょうから、トイレでの接点で罹患してしまうのでしょう。そして持ち物に付着したウィルスが長期間生存できるので、時間がたってから罹患するケースが多いのだと思います。

 第三は、温度の問題です。世界に目を広げると、平均気温が30度以上のところは患者が出ていません。したがって寒冷地の方が広がりやすいと考えられます。(シンガポールの患者数は多いですが、通常はクーラーの効いた部屋にいる場合が多いためでしょう)

 こう考えると、大阪が清潔だとはいえないにせよ、コロナウィルスには強いと判断しても良いでしょう。