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崩れた香港

九龍城探訪 魔窟で暮らす人々 - City of Darkness

これで香港の町全体がかつての九龍城のようになってしまうのかと思うと複雑な感じです。

 「日曜日の夜のビデオで香港の警察官が、抗議者を負傷させたところが目撃されたが、その状況はすぐにはわかりませんでした。
 ビデオはFacebook で発見され、ニューヨーク・タイムズによって報じられた。このビデオは、明らかに至近距離で警察官からの少なくとも1つのショットによって打たれた後に抗議者が地面に崩れ落ちたことを示している。
 映像を記録したキューピッドニュースの記者であるチャン・チュクヒンは、タイムズ紙に、撮影後、その男は「意識を半ば失っていた」と語った。
 「1発の銃弾が男の体に当たり、彼はすぐに地面に倒れ、地面に血が流れました」と彼は語った。
 銃撃は、抗議者が中国の本土への身柄引き渡しを許可するために、現在撤回されている法案と地元の法執行機関に対する最近の警察の残虐行為を容認するために数ヶ月間中国省の通りに集まっているときに発生した。
 また、警察がデモ隊に対して催涙ガスを散布していた駐車場からの転倒に続いて、学生抗議者が亡くなったわずか数日後のことであった。」

Video shows Hong Kong police officer shooting protester | TheHill

これ以外にも、未成年が警察官にレイプされるという事件が起きているようです。これでは香港の治安を回復することは不可能でしょう。これで香港は公式に崩壊した日といったもよいででょう。

今後の展開としては、アメリカが香港の自由に関する発言を増やしていくでしょう。それが今回の一件で晴れて外交カードになりました。香港の金融ネットワークが締め上げられれば、それだけで香港はおわりです。これから香港市民の大脱出が始まるでしょう。順番から言えば、次は韓国の崩壊でしょう。しかしこちらは形式的には主権国家ですから、その衝撃は香港どころではないでしょう。

中国国内の観点からすれば、習近平の再選はこれで消えたとおもわれます。この無様な失敗を長老はゆるさないでしょう。ということはこれは江沢民派の勝利と言い換えることもできます