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態度が大きい統一朝鮮

デカい態度で渡り合え!―世界中で通用する人間関係10のルール

 ボルトン訪問後の朝鮮半島は注目ですね。

  このところ朝鮮半島の強硬な姿勢が目立ちます。例えば北朝鮮の場合であれば、ロシアの漁船を拿捕しています。

「 北朝鮮ロシア大使館は24日、北朝鮮当局が先週、ロシア人15人、韓国人2人が乗ったロシアの漁船を拿捕(だほ)し、以後同船の拘束を続けていると発表した
 北朝鮮国境警備隊が、ロシアの北東漁業会社(North-Eastern Fishing Company)の漁船を拿捕したのは17日。
 同大使館がフェイスブックFacebook)上で明かしたところによると、「北朝鮮外務省から、同船は『入国と滞在の規則違反』により拘束されたと説明を受けた」という。
 同大使館の代表らが、北朝鮮東岸の元山(Wonsan)のホテルにいるロシア人船長および副船長と面会。残る船員のうち、韓国人2人は同じホテルにいるが、ロシア人は船上にとどまっているという。
「全船員の健康状態は良好」で、「何が起こったのかを解明する作業」が行われているとしている。
 北東漁業会社の副社長の話では、拿捕されたのはカニ漁船で、韓国から日本海(Sea of Japan)へ出漁。北朝鮮の国境から約55カイリ離れた場所で拘束されたという。
 ロシア日刊紙コメルサント(Kommersant)は同副社長が、船員らは「毎日2回、手荒い尋問と捜索」を受けていると語ったと報じている。
 極東海域では、ロシアの沿岸警備隊が粗末な木造船に乗った北朝鮮の漁師らを拘束する事例が頻発しており、禁錮刑が科されることもある。」

北朝鮮がロシア漁船を拿捕、17人乗船 ロシア大使館発表 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 あの北朝鮮が、と考えると何か背景がありそうです。

「 韓国大統領府は24日、ロシア政府が軍用機による韓国領空の侵犯は意図的なものではないと、韓国国防省に伝えてきたと明らかにした。
 韓国政府によると、ロシア軍幹部が「深い遺憾」の意を韓国国防省に伝え、「技術的な故障」が原因だと説明したという。
 韓国は23日、ロシア軍機が同日午前9時ごろから、独島(日本名・竹島)上空の韓国領空に2回侵入したため、韓国軍の戦闘機F-15F-16が緊急発進し、機関銃360発の警告射撃を行ったと発表していた。ロシア国防省は当初、領空侵犯を強く否定し、軍の爆撃機2機が予定通り「公海」上空で訓練飛行をしたと発表していた。
 しかし青瓦台(韓国大統領府)は24日、ロシアがその後、領空侵犯はわざとではなく、ただちに事実関係を調査すると伝えてきたと記者会見で明らかにした。報道官は報道陣に、「もし機体が当初の計画通りの飛行路を飛んでいたら、問題は起きなかったはずだと、ロシア政府は話していた」と述べた。
 ロシア当局は、韓国側の説明を確認していない。
 24日には中国国防省も、自軍機が他国の領空に入った事実はないと表明していた。
 韓国軍は、23日朝にロシア機が3回、中国の軍用機が2回、韓国の防空識別圏(KADIZ)に入ったと主張している。
 ロシア国防省は、ロシアと中国がアジア太平洋地域で行う初の共同巡回飛行を、日本海東シナ海で実施したと説明していた。」

ロシア、韓国の領空侵犯に「深く遺憾」=韓国当局 - BBCニュース

 北朝鮮に続いて、韓国もロシア軍機に対して警告射撃を行っています。これは例外的な事態ではないでしょうか。警告は行っても、実際に射撃するまでには至らない野がほとんどであるためです。

 この二つの事件から垣間見えるのは、北朝鮮も韓国も統一朝鮮の目処がついたと考えているということでしょう。アメリカをバックに、ロシアであれ中国であれ対抗出来ると確信するに至ったにちがいありません。

 今後は、在韓米軍の撤退、韓国の経済崩壊による事実上の朝鮮半島の統一と続くものとみられます。それにしても、北朝鮮や韓国は事態に対して楽観的すぎるのではないでしょうか。統一朝鮮が果たして国家として成り立ちうるのか、その点は大いに疑問です。