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タンカー攻撃事件続報

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 今回のタンカー襲撃事件の下手人はイランであったようです。

  その理由として考えられるのが、犯人が不発弾を取り除いている映像が公開されたことです。その不発弾を取り除いた一行がどこに向かったかは、狭い海峡のことですからすぐにわかるでしょう。ポンペオ国務長官がイランを非難したのはそういうことでしょう。今回の爆薬は、既に設置されていたもののようでですから、停泊地で、若しくは黄興の途上でつけられたものでしょう。それでは、今回のイランの意図はどこにあったのでしょうか。

「 イランの最高指導者は木曜日、テヘラン核兵器を開発することを選択した場合、米国はそれを阻止できないだろうと木曜日に語った。
 AP通信は、アヤトラ・アリ・ハメネイが「(イランが核兵器の製造を計画しているのであれば、アメリカは何もできない」と述べたと報じている。
 APはまた、ハメネイ安倍晋三首相との会談中にテヘランが米国との協議を「決して繰り返すことはないだろう」と述べたと報じている。
 「私達はあなたの善意と真剣さについて疑いはありません、しかし...私はトランプ大統領にメッセージの交換に値するとは思わない」とハメネイは会談で安倍首相に語ったとニュースサービスは伝えている。
 安倍首相は、イランで日本との貿易や米イラン関係について議論したと伝えられているが、米国との「偶然の紛争」の発生の可能性についてハメネイに警告した。
 彼のコメントが発表されたのは、日本行きの貨物を積んでいる2隻の石油タンカーが木曜日に爆発に見舞われて、何人かの乗組員を負傷させ、そして船に重大な損害を与えたと伝えられた時であった。
 イランの外相はTwitterで爆発を「疑わしい」と述べている。
 Javad Zarif氏は、「@ @ AbbeShinzo首相がAyatollah @khamenei_irと広範かつ友好的な会談を行っている間に、日本のタンカーが攻撃を受けたとの報告があった」と述べた。
 イランはトランプ政権の下でその協定から米国が撤退したにもかかわらず、いくつかの世界大国との2014年の核合意に残留している。
 アメリカとイランの間の緊張は高まっており、アメリカはこの数週間に1,500人の軍隊と同様に空母攻撃グループを配備した。」

Khamenei: 'America could not do anything' if we wanted atomic bomb | TheHill

 ロウハニ大統領よりは、宗教指導者のハメネイの方が権威が上なので、「アメリカとの交渉はしない」というのが本音なのでしょう。

 ちなみに、イラン国営メディアで発言をチェックしておきましょう。

「首相は、テヘランとの「誠実な交渉」の準備ができているとのワシントンの主張を棄却し、「誠実さはアメリカの政治家の間では非常に少ない」と述べた。

ハメネイは、日本の首相がテヘランを訪問する前に、安倍首相と東京でイランとの会談について、「イランの石油化学産業に対する制裁を発表した」と述べた。

それは誠実さのメッセージですか。それは、彼(トランプ)が誠実な協議を求めていることを示していますか?

「神の祝福を受けて、イランは米国との交渉なしに、そしてすべての制裁の下で進歩を遂げるでしょう」とハメネイは語った。「問題は米国との交渉によって解決されることはないでしょう」

首脳はまた、核兵器の開発と使用に対するイスラム共和国の強い反対を再確認した。

「私は核兵器の製造を禁じるファトワ(宗教法令)を発行しましたが、もし私たちが核兵器を製造した後であれば、米国はそれについて何もすることができないことを知っておく必要があります」

首相は、ワシントンはそれ自体が数千の核弾頭を備蓄している間、どの国が核兵器保有できるのかを決定する立場にないと強調した。

ハメネイは、テヘランと東京の関係を強化するという安倍首相の提案を歓迎し、「日本はアジアの重要な国であり、イランとの関係強化のために確固たる決意を示すべきだ」と述べた。」

PressTV-Leader to Abe: Trump not worthy of a reply

 これを詠めば、イランが、米国の制裁強化にいらだちを隠せないことがよくわかります。また、核兵器は製造しないとしても、弾道ミサイルはどうなのでしょうか。その点でも発言は見られません。イランの動向にはよほど注意しておかなければ成らないでしょう。