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ぶれる!タリフマン(関税男)!

タリスマン 第4版改訂版 日本語版

 それにしてもぶれますね。ぶれまくりです。結局、トランプ大統領は何も考えてはいなかったのではといいたくなります。

 「 米政府はカナダとメキシコを対象とした鉄鋼・アルミニウム関税を撤廃する構えだ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関税よりも強力な執行措置を優先するという。関税撤廃となれば、北米自由貿易協定(NAFTA)に替わる米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の批准に道が開かれる。
 関係者の1人によれば、撤廃の発効日はまだ決まっていない。
 米政府は約1年前、安全保障上の理由を根拠に両国からの鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を賦課した。この関税賦課によって、米州3カ国の通商関係が不透明になり、USMCAの将来が危ぶまれていた。
 関係者によれば、米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は既に、近く発表される合意について議会に説明している。」

トランプ政権、カナダとメキシコへの鉄鋼・アルミ関税撤廃へ-関係者 - Bloomberg

 とりあえず、関税をかけるぞと言って脅しておいて、交渉(ディール)を行うというのがトランプ流なのでしょう。しかし、わざわざ安全保障上の理由を挙げてUSMCAの加盟国になるカナダやメキシコに関税をかけるとは悪手でした、本当に意味がなかったんですから。

 ですから、日本の自動車メーカーもトランプ大統領とディールするべきなのです。アメリカの自動車産業を我々によこせ。そうすれば、アメリカ人の雇用は保障しようという具合に。このままでは日本の自動車産業も危ないです。