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トランプ・文在寅会談の真相

米朝首脳会談と中国、そして日本はどうなるのか

 日本の報道との格差を感じます。

 「文在寅ムン・ジェイン)大統領が11日(現地時間)、トランプ米大統領との首脳会談で「近いうちに南北首脳会談を推進する計画」と明らかにした。

 これに対しトランプ大統領は「南北首脳会談または南北接触を通じて韓国が把握した北朝鮮の立場をできるだけ早く知らせてほしい」と述べた

 鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長はホワイトハウスで開かれた韓米首脳会談の後、報道発表文でこのように明らかにした。発表文によると、両首脳は韓半島朝鮮半島)の完全な非核化および恒久的平和定着という共同の目標を達成する案について意見が一致した。

 首脳会談で文大統領は「金正恩キム・ジョンウン)国務委員長との2回の首脳会談を通じたトランプ大統領の主導的な努力が、今まで北の核ミサイル試験猶予など進展に核心的な役割をした」と強調した。

 両首脳は「トップダウン方式」が韓半島平和プロセスに必須だという点に共感した。続いてトランプ大統領は金委員長と対話の窓を常に開いていると強調した。これに対し文大統領は次回の米朝首脳会談が非核化交渉過程でもう一つの里程標になるようトランプ大統領と緊密に協力していく考えを表した。特に、文大統領は早期に訪韓するようトランプ大統領招請し、トランプ大統領は謝意を表した。

 この日、両首脳は単独会談と小規模および拡大会談でハノイ談判の決裂後に弱まった米朝交渉の動力を回復させる案などについて深く議論したという。両首脳はこの日午後、単独会談に続いて小規模会談および拡大会談をすべて終えた。冒頭発言と記者との問答を含む単独会談は29分間参謀が同席した小規模会談と拡大会談はそれぞれ28分間、59分間行われ、両首脳は韓半島非核化問題をめぐって116分間ほど向き合った。

 当初、単独会談は15分間の予定だった。しかし12時18分に会談が始まり、両首脳の冒頭発言に続いて記者団とトランプ大統領の問答が27分間ほどあり、同席者がいない単独会談は事実上2分間ほどだった。」

116分間の韓米首脳会談終了…文大統領「近く南北会談推進」 | Joongang Ilbo | 中央日報

 この記事からわかるのは、トランプ大統領北朝鮮情報を求めていると言うことでしょう。というか、こっそり北朝鮮と交渉している内容を明かせという事なのかも知れません。

 しかし、韓国側への要求は厳しかったと考えられます。それは首脳会談のほとんどの時間がポンペオ国務長官ボルトン補佐官などを加えた拡大会合に宛てられているためです。ですから、実際には「瀬取りはするな」などの厳しい要求がなされていたと推定できます。

 まあ、直接会談は2分だけということは、文在寅大統領に対する個人的信頼はほぼゼロと解釈して良さそうです。