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金儲けのために中国とつきあうのをやめる時期

悪しき縁を切る 縁切り剣守り 神社で祈願済み

 中国は放っておいてもろくな事がないので、そろそろ本格的に対峙しなければならない時期に入っています。いくら儲かるとしても、それらは所詮毒饅頭EU諸国も気がつき始めているはずです。

 「 欧州連合(EU)と中国は9日、首脳会議をブリュッセルで開催する。EU側は、中国の政治・経済的な影響力増大に警戒を強め、不公正な市場アクセスの是正への確約などを迫る構えだ。ただ、中国は抵抗しており、事前調整は難航。共同声明の発表が見送られる可能性も出ている。
 首脳会議はEUと中国が年1回開く定例のもの。EU側からはトゥスク大統領やユンケル欧州委員長ら、中国からは李克強首相らが出席。EUは3月、中国を「パートナー」と同時に「競争相手」と位置づけるなど、対中戦略の見直しに乗り出している
 欧州メディアによると、EU側は首脳会議で中国に対し、自国産業への補助金政策や市場参入への障壁など、欧州企業に不利な慣行の是正を求め、長年交渉が難航してきた投資協定の早期妥結で合意することなどを目指しているが、中国は難色を示している。
 このほか、EUが警戒する中国によるハッキングや新疆ウイグル自治区少数民族への対応といった人権問題の取り扱いでも、双方は対立しているもようだ。
 李氏は、クロアチアで11、12日に行われる中国と東欧16カ国の首脳会議にも参加する。EUには、中国が巨大経済圏構想「一帯一路」を通じて東欧や南欧に接近し加盟国の分断を図ることへの懸念も強い。
 一方、李氏は独紙への寄稿で、東欧への投資は「EU内の均衡のとれた発展に有益だ」と主張している。」

声明発表見送りか 中国EU首脳会議 - 産経ニュース

 イタリアが一帯一路の枠組に加わりましたが、逆に他のEU諸国は警戒を高めていると言うのが現状でしょう。

 現在、英国やフランスなどが北朝鮮瀬取りの監視のために艦船を派遣していますが、ここで彼らは、対立の構図が米国・日本VS北朝鮮にとどまらず、米国・日本VS中国という図式であることを痛感しているはずです。つまりは、米中の衝突の可能性が見かけ異常に高いと言うことを身をもって体験しているはずなのです。

 ですから、この段階で中国に対して融和的姿勢をとれば、それがNATOを軸とするヨーロッパの安全保障体制にもすぐに反映することも自明であることでしょう。ましてや、NATOと言う枠組に消極的なトランプ大統領の下では、アメリカに見捨てられないために逆に神経質になっているはずです。それが、今回の共同宣言なしという険悪な雰囲気を生みだしていると言えるでしょう。