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宇宙大国となったインド

宇宙ペーパークラフト (学研の図鑑LIVE工作ブック)

 インドの国防体制の充実ぶりは目を見張るものがあります。

 「 インドのモディ首相は、インドが水曜日に対空ミサイルで宇宙で衛星を撃墜したと述べ、その宇宙計画の大きな進展として実験を称賛した。
 モディはテレビ演説の中で国民に発表した。彼は、インドが米国、ロシア、中国に続いてそのような対衛星兵器を使用したのは4番目の国になるだろうと述べた。
 そのような能力は、宇宙空間の武装化と競合国間の軍拡競争という恐れを生み出している。
 「しばらく前に、私たちの科学者たちは、宇宙の300キロメートル離れた、低軌道上の稼働している衛星を撃墜した」とモディは語った。

「インドは今日、これまでにない成果を挙げた」と彼はヒンディー語で話しました。「インドは宇宙大国となったのだ」

 モディ首相には来月の総選挙が待ち構えている。彼は早めにTwitterで、全国放送の計画を発表し、重要な発表があるとのべていた。
 インドは何年もの間宇宙計画に取り組んできた。そして、地球のイメージング衛星と打ち上げ能力を西川諸国の計画に代わるより安価なものとして作り上げた。
 ニューデリーの政策研究センターのセキュリティ専門家であるBrahma Chellaneyは、米国、ロシア、中国が対衛星(ASAT)兵器を追求していると述べた。

「宇宙空間は戦場へと変わりつつあり、対宇宙戦争の機能は非常に重要になっている。この観点から、インドがASAT兵器で「殺害」に成功したことは重要なのだ。」
 古いライバルのパキスタンからのコメントはすぐには得られなかった。 また、中国の外務省や国防省からの即時の対応もなかった。」

India shoots down satellite in space; Modi hails major breakthrough | Reuters

 率直に言って、これは大ニュースですね。インドと中国のパワーバランスが大きく変わる事件です。

 ただ、インド独自で開発したかというと疑問が残ります。協力したのが、ロシアだったのか、アメリカだったのか。わかり次第お伝えします。

 それにしても、これで米中戦争が楽しみになってきました。米中で戦争が勃発すれば、裏側からインドが参戦することになるでしょう。そのインドが中国の衛星を撃ち落とすことになれば、これまでアメリカに対してのみ備えをしてきた中国人民解放軍は、インドの対英製兵器に対しても注意しなければならなくなるだけでなく、ガラガラになったチベットからインド軍が侵入していくのを、防がなければならなくなります。

 当然、インドに対して核ミサイルの発射もありうるでしょう。その前に、中国に先制攻撃が行われるとは思いますが。

 とにかく、これで、米中戦争の帰趨が大きく変わりました。潮目が変わったという気がします。