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5月に自動車株が下落するこれだけの理由(トランプは甘くなかった)

徹底検証 安倍政権の功罪

 安倍政権も3期目に入り、緊張感が薄れているように見えます。このままではとんでもないことになりそうです。

 「米農民団体がトランプ大統領のTPP(環太平洋パートナーシップ協定)脱退後、他国に日本市場を奪われており、トランプ大統領の日本との早急な貿易交渉を求めたと英フィナンシャルタイムズ紙が18日付の記事で報じた。

報道によると、最近米国の小麦粉、豚肉、牛肉生産業者は包括的および先進的な環太平洋経済パートナー協定(CPTPP)と欧州連合(EU)と日本間の自由貿易協定(FTA)にあたる経済連携協定(EPA)が相次いでスタートしたことによりカナダ、オーストラリア、EU会員国が日本市場を占めていると不満を示した。

米豚肉生産者協議会(US Pork Producers Council)のスポークスマン、ジム・モンロー氏は「昨年の米国の豚肉日本輸出規模は16億ドル(約1780億円)でことしに入り売り上げが35%急減した」とし、「日本の会計年度が始まる4月1日から追加関税引き下げの恩恵が発動し、米国は一層不利な立場に置かれるだろう」と話したとフィナンシャルタイムズが伝えた。

また、トランプ大統領は5月に日本を訪問し、安倍首相と首脳会談を行う予定だ。フィナンシャルタイムズはこの時日米貿易交渉が公式化する可能性があると報じた。」

https://japanese.joins.com/article/437/251437.html?servcode=A00&sectcode=A00&cloc=jp|main|top_news

 記事は中央日報ですが、こうした数字が報道されている以上、アメリカの対日要求は非常に厳しいものになるでしょう。恐らく、安倍政権にとっては、これほどアメリカが強硬な要求を出してくるとは思っていないはずです。農産物だけではありません。自動車も相当の譲歩を迫られる事になりそうです。

 鍵となる日時は、5月のトランプ訪日です。5月以降、自動車株は下落しそうですね。