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アメリカは全力で台湾を守る

台南 高雄 とっておきの歩き方 台湾南部の旅ガイド (地球の歩き方GEM STONE)

 朝鮮半島の問題もありますが、第三次世界大戦(極東)は、台湾海峡で発生することは間違いなさそうです。

 「 米上院共和党の有力議員5人は7日、ペロシ下院議長に連名で書簡を送り、台湾の蔡英文総統を上下両院合同会議での演説に招待するよう要請した。
 書簡に名を連ねたのは、上院外交委員会の東アジア太平洋・国際サイバー安全保障小委員長を務めるガードナー氏のほか、ルビオ、コットン、コーニン、クルーズの各氏。
 ガードナー氏らが公開した書簡は、4月に成立40年を迎える台湾関係法が「米国と中国との外交関係の樹立は、台湾の将来が平和的に定められることへの期待を基礎とする」と明記されていると指摘。その上で、「中国は台湾の民主体制と主権を脅かす言動をエスカレートさせている」と非難した。
 また、米議会が昨年、台湾高官の訪米と米高官との交流を促す台湾旅行法や、インド太平洋地域への米国の関与強化に向け、米台高官の相互訪問の推進を米大統領に求めることなどを盛り込んだ「アジア再保証イニシアチブ法」を成立させたと指摘し、「議会はほぼ全会一致で台湾を支持している」と強調した。
 書簡はその上で、「蔡総統は、台湾の人々の民主的権利と基本的人権の否定を図る権威主義的で抑圧的な体制との闘争に取り組む、真の民主的指導者だ」とし、蔡氏を議会演説に招待するのは「米国と米国民は常に抑圧された人々の側に立つという強いメッセージを(中国に)送ることになる」と訴えた。」

米共和党議員団、台湾の蔡総統を上下両院合同会議に招くよう下院議長に要請 - 産経ニュース

 習近平が3期目に入れるかどうかは、何らかの業績が上げられるかにかかっています。残念ながら、腐敗撲滅は、実質上権力闘争であったために、中南海からは実績とは認められないでしょう。ですから、台湾後略がぜひとも必要になります。

 うまく台湾国民をだまして平和裏に奪取するという手法もあったはずですが、アメリカがこのように本気を出して台湾防衛に乗り出した以上、この方法はもはや使うことができません。

 残るは、軍事力の行使による台湾の奪取です。ですから、ここが第三次大戦の起点となるはずです。

 ただ、現状では、中国が単独で日米両軍に対抗できるかどうかは疑問ですし、そのことを最も深刻に考慮しているのが中国、いや習近平でしょう。したがって、日本、もしくはアメリカに何らかの変動があった時が、台湾調略の始まりとなることでしょう。具体的には、東日本大震災のような天災が想定できます。アメリカの場合であれば、サンアンドレアス断層を持つカリフォルニア州での大規模地震、それにワイオミング州を中心としたイエローストーン火山の噴火が予想されます。

 つまり、アメリカの大規模天災→中国軍の台湾攻略のようなシナリオが考えられます。その時日本は取り残されます。こうなった時に、どうすればよいのでしょうか。今から考えておかねばならない課題です。