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中国の本当の脅威

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 ステルス性能を高めた中国製偵察ドローンが公表されました。

迎未來航母 陸隱形無人艦載機將首亮相珠海 - 中時電子報

  先日の超電磁砲は、なんちゃってで笑い話になるのですが、今回は早々笑っているわけにもいきません。

「 中国は、新しい技術的軍事開発の一環として、空を飛んでいる衝撃的な空飛ぶ円盤型ステルスドローンの史上初の映像を発表した。
 中国は、検知されずに「敵対的な環境」で巡回することができる最新の軍用スパイドローンを公表した。不気味な受け皿のようなステルスドローンは以前にも目撃されていた。しかし今回は空を飛んでいるSky Hawkドローンの最初の公式映像である。一流の軍事専門家は、中国の開発者によって習得された技術が無人機がより速く、より遠くにそして逃走検出を飛ぶことを可能にするであろうと主張している。
 中国のメディアが発表した映像では、無人機が離着陸しているのが見られる。
 この神秘的な受け皿ドローンは、1年間で開発されたと推測されている。
 軍事専門家でテレビコメンテーターのSong Zhongpingは、最新のリリースで中国がすでに無人機の実現可能性を実証していることを示していると語った。
 匿名を要求した軍関係者は、Sky Hawkが「電磁カタパルト」を運用する中国の将来の空母で作戦行動をとることができると主張した。
 中国国営メディアの当局者によると、この無人機は、敵対的な環境で偵察と巡回任務を引き受けることができる高高度・長距離高速無人航空機である。
 軍の専門家によると、この異様な形状のおかげで、通常の無人偵察機や飛行機よりも速く飛行することができる。
 この映像は、米国の安全保障当局者向けの一連の警報のうち最新のものである。
 今週初めに、中国は、米国の防衛システムを一掃することができる「Mother of All Bombs」の実験を行った。
 金曜日に、中国の習近平は彼の軍事指導者たちに、国の軍隊が緊急性の感覚を強化し、彼らが戦闘に備えるために全力を尽くさなければならないと語った。
 習近平は国の軍に「新しいタイプの戦闘力を育てる」ことを望んでいる
 彼は戦争の準備と遂行の責任を引き受けるように軍の幹部に促した。
 中国は、米国の貿易戦争や南シナ海や台湾をめぐる領​​土紛争など、世界的な課題に直面している。」

World War 3: China unveils 'flying saucer' stealth drone - top-secret programmes alerts US | World | News | Express.co.uk

 外見上は、MQ-25:空中給油ドローン『スティングレイ(ロッキード・マーチン製)』にそっくりですね。ただ、こちらは偵察機なので、空中給油機よりは脅威の度合いが大きいといえます。

 まだ実用化はされていないと思いますが、中国が電磁カタパルトを実用化すれば、空母の能力が飛躍的に増大し、米海軍もおいそれとは対抗できなくなります。結局は、時間の勝負なのです。

 ですから、決して戦争を望んでいるわけではありませんが、こと対中戦に関しては、早めに起きてほしいと思うのです。

 ただ、このような新兵器を公開するのは、中国がアメリカに決して引かないという決意の表れでもあります。つまり、7日8日の米中通商交渉にしても、中長期的には、うまくいくはずがないのです。ただでさえ、中国国内の経済成長が鈍化しているところに、過度にアメリカに譲歩すれば、習近平政権は支持基盤から強い反発を受けるでしょう。