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パウエル議長も罷免か

金融恐慌 1907―米FRB創設の起源とJ・P・モルガン

 ひょっとすると、辞任するのは、マティス国防長官だけではないかもしれません。

  「トランプ大統領は、今週FRB金利引き上げを発表した後、FRB理事長ジェローム・パウエル氏の解任について討議した、とブルームバーグは伝えている。
 連邦準備制度理事会連邦公開市場委員会は、水曜日にベースライン金利の範囲を2.25から2.5パーセントに引き上げることを決定した。
 トランプ大統領は何カ月にもわたって金利を引き上げるべきではないと主張していたが、この決定は断固として拒絶された。
 ブルームバーグによれば、この決定によりトランプ大統領はパウエルの罷免について非公開で協議を行ったとのことだ。匿名の側近が報道関係者に語ったところによると、側近らは大統領にクリスマス休暇の間は決断を下さないように求めたとのことだ。
 トランプは来週のある時点でフロリダの彼の個人的なマール・ア・ラーゴで彼の妻のメラニア・トランプのもとに加わることになっていた。それらの計画は政府の閉鎖に関する議会交渉によって金曜日まで延期された。
 ホワイトハウスは、ブルームバーグの報道に関して、金曜日の夜遅くにヒル紙からのコメントの要請がなされたが、すぐには応じなかった。
 トランプ氏は、株式市場の下落を理由に、利上げを見送るようにFRBに強く要求したが、パウエルは今月初めに大統領に反対していた。
 パウエル氏は当時の記者会見で次のように述べている。
 「我々はこれからもこれまで通り仕事を続けていくことを私は知っているし、FRBの同僚も知っている」
 トランプ氏は以前、連邦準備制度理事会の前会長である2017年11月に辞任したジャネット・イェレン氏を引き継いだパウエル氏の選任を「多分」後悔するだろうと10月に語っていた。」

 Trump has discussed firing Fed chief after latest interest rate hike: report | TheHill

 今回のFRBの利上げの決定で、パウエル議長も馘ということになりそうです。結局のところ、トランプ政権とは、ニューヨークの中小不動産屋の経営をベースにしています。つまり、イエスマンか美人しか仕事が務まらないのです。この調子で、人事を後退させていけば、そのうち行き詰まることでしょう。その時こそ、ペンス副大統領が活躍するときになります。