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祝!バブル越え

オレたちバブル入行組 (文春文庫)

 バブルというと泡沫というかなんというかネガティブなイメージしかありませんでしたね。それがついにバブル越えです。

 ブルームバーグからです。

28日の東京株式相場は大幅に反発し、日経平均株価が26年10カ月ぶりの日中高値を付けた。貿易問題に対する過度な警戒感が後退する中、米景気良好や為替市場でドル・円相場が9カ月ぶり円安水準となり業績期待が高まった。電機など輸出、素材、商社といった海外景気敏感業種、情報・通信や銀行中心に東証33業種は全て高い。

 TOPIXの午前終値は前日比23.93ポイント(1.3%)高の1824.04、日経平均株価は同405円66銭(1.7%)高の2万4202円40銭。日経平均先物主導で一時2万4211円82銭まで上昇、1月に付けた年初来高値を上回り、1991年11月15日以来の日中高値。

 SMBC日興証券投資情報部の松野利彦氏は「景気の不透明要因だった貿易問題は次第に方向性が見えてきて、日米を含めて過度に懸念するほどではないとの見方になってきた。米国では減税とインフラ投資が貢献し、貿易問題のマイナスを吸収して景気堅調が続く」と話す。「日本は米国に比べて増益率が劣るためPERが相対的に低くなるのは仕方がないものの、増益率が高まるなら日本株をさらに買っても良い」との見方を示した。(以下略)」

日経平均91年11月以来高値、米景気堅調と円安で業績期待-全業種高い - Bloomberg

 長かったですねえ。しみじみ。今回の株価の上昇は、表面的には安部/トランプ会談が上首尾に終わったことに起因していますが、もう少し大きな目で見れば、日米関係が1970年代前半ごろに逆戻りしているということでもあります。日本はアメリカの正真正銘の同盟国であることが、今回の中国の件でアメリカも深く悟ったのです。それが今回の株価となって表れています。

 率直に言って、このまま株価が上昇し続けるとは考えられませんが、数十年にわたるスランプからようやく脱しつつあるのは確かなようです。ほんとによかったです。