史上最悪の組み合わせ、イスラム国VSイラン

　イスラム国の犯行であることを最初に報道していたのはAFPでした。

フランス系統のテロ情報は正確ですね。

 「　イラン南西部アフワズで軍事パレードが襲撃された事件をめぐり、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国（ＩＳＩＳ）」のメディア部門、アマク通信が２３日、実行犯グループとされる映像を公開した。
　ＣＮＮはビデオの真偽を確認していない。アマク通信が同日「入手」したというビデオでは、実行犯４人中の３人とされる軍服姿の男たちが、車の中でカメラに向かっている。
　２２日の襲撃では軍要員や民間人合わせて２９人が死亡、７０人が負傷した。ＩＳＩＳが犯行声明を出しているが、３人が襲撃に直接言及したり、ＩＳＩＳとしての犯行だと明言したりする場面はない。
　３人のうち２人はアラビア語、１人はペルシャ語で、それぞれ別れを告げて神に感謝し、自分たちのために祈ってほしいと視聴者に呼び掛けている。ペルシャ語の男は「神のおぼしめしがあれば、私はこれから死ぬ」と語り、「非常に強力なゲリラ作戦」がイラン革命防衛隊を破壊すると予告している。
　イランの国営メディアによると、実行犯４人はパレードに向かって発砲した後、治安部隊との攻防で全員死亡した。アラブ系の反体制組織「アフワズの愛国アラブ民主運動（ＰＡＤＭＡ）」が犯行声明を出したとも伝えられたが、同組織は報道を否定した。

イランのロハニ大統領は２３日、「外国の雇い兵」による仕業だと述べ、黒幕は米国だと非難した。ヘイリー米国連大使はＣＮＮの番組で米国の関与を否定した。」

CNN.co.jp : イランの軍事パレード襲撃、ＩＳＩＳが「実行犯」の映像公開

　ISが発表したとしても、イラン当局が判断しているように、外国勢力の介入であった、もしくは国内の不満勢力を巻き込む動きがあったことは否定できないでしょう。

　それでもおそらくは主要な下手人はサウジアラビアもしくはカタールであったはずで、カタールとイランとの関係を考えれば、主犯はサウジということになりそうです。

　これで、来るべき中東での戦争においてはサウジとイランが戦うことになったといえるでしょう。サウジはイランの核に対してパキスタンの核を使用することでしょう。

　また、このところの原油高でテロが各地に広がることが懸念されます。中東の状況は一気に悪化しているといえるでしょう。