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日本政府の内部にスパイがいる

LIAR GAME The Final Stage

 政府内で情報を漏洩している人物がいるのは明白なのに、その調査を行わない政府とはいったい何なのでしょうか。

 朝日新聞からです。

北朝鮮西部の南浦(ナムポ)で今月、30代の日本人男性が拘束された。邦人保護を担う外務省は北朝鮮との交渉を一切明らかにしていない。かつて2年余り北朝鮮当局に拘束された杉嶋岑(たかし)氏(79)が、朝日新聞のインタビューに応じて当時の状況を語った。

 ――北朝鮮に拘束された経緯は。

 「1999年12月、よど号ハイジャック犯を追悼するため、6人で北京から北朝鮮に入った。帰国当日、空港に向かうはずの車が突如、平壌市内のホテルに向かい、同乗していた監視員に一室に連れ込まれた」

 ――当局側から拘束理由の説明はありましたか。

 「取調官から『スパイ容疑』と言われた。カメラや財布を没収され、3カ月もの間、1日約9時間の尋問が続いた。食事は3食出ていたが、自殺を考えたこともあった」

 「尋問では日本政府のスパイだと認めるよう強要された。内閣情報調査室公安調査庁との関係を調べているようで、取調官は私が過去に政府側に提供した北朝鮮の情報や写真を全部知っていた

 ――政府にどういう情報を提供していたのですか。

 「私は5回訪朝経験があり、政府から頼まれて撮影した写真を提供したり情報を説明したりした。ただ、拘束時のツアーは監視が厳しく、写真もほとんど撮っていなかったので、『現行犯』ではなく、私の訪朝を待っていたのだろう」(以下略)」

北朝鮮に2年拘束「毎日9時間尋問、自殺も考えた」:朝日新聞デジタル

 このように政府内部から情報が漏洩していることが明らかであるにもかかわらず、何の対応も取られていませんスパイ防止法をという前に、こうした不祥事をひとつづつ解決していかねばならなかったはずです。そうしておかなければ、この種の事件はいつまでも起きるものです。実際、中国でスパイとして拘束されている日本人は日本の某官庁から情報収集を依頼されていたといいます。東京の本庁から情報が洩れて、中国で捕まっているのです。

 日本も、いつまでこうしたことを続けるのでしょうか。戦争が近いのに不安なことです。