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台北に米海兵隊配備

 

BRUTUS特別編集 増補版 台湾

 台湾に知人がいるのですが、このところの台湾と米国の関係は、1970年代からみて例がないと驚いています。

 「米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)台北事務所のキン・モイ所長(駐台大使に相当)は21日、新庁舎の落成式を6月12日に行うと発表した。式典には蔡英文総統も出席する予定で、モイ氏は「米台関係の重要な里程標だ」と強調した。

 台湾メディアは、警備に米海兵隊が派遣されると報じており、中国当局が事実上の在外公館への格上げだとして反発する可能性がある。モイ氏は「全ての海外施設には保安基準があり、AITも変わらない」と述べるにとどめた。

 また、式典には高官の相互訪問を定めた台湾旅行法の成立を受け、米政府から誰が出席するかが注目されている。モイ氏は「台湾の良き友人」とだけ述べ、明言を避けた。

 新庁舎は、AITが台北市北部に2009年から約2億5千万ドル(約280億円)をかけて建設していた。」

米国の新在台湾事務所が6月に落成 警備に「海兵隊派遣」に中国反発も - 産経ニュース

 その知人によれば、台中にも高雄にも、花蓮にも台湾軍の施設があるのですが、唯一首都の台北には台湾軍の施設がなく、有事の際に困るといっていたのです。それが、ここに来て実質上のアメリカの大使館である米国在台協会(AIT)台北事務所に、米海兵隊が駐留するというのですから、最近のアメリカの台湾防衛に向けた姿勢は明白でしょう。

 米中衝突のきっかけは、アメリカの台湾の独立国承認になる可能性が高いと言えます。