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EU崖っぷち! イタリアの反EU政党が最後の連立交渉

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 もう一度総選挙を行うにしても、政治的な不安定性は続くわけですから、イタリアにとっては良いニュースなのかもしれません。
 しかし、イタリアに反EU政権が生まれるとすれば、ブリュッセルは黙っていられないでしょう。当然、EUROに対する信任にも大きな影響を与えます。

  「イタリアの政治的行き詰まりは要約解消されそうだ。というのも、同盟のマテオ・サルヴィニと五つ星運動のルイジ・ディマリオが反EU連立政権を樹立するために連立交渉に乗り出したためだ
 ブリュッセルは、同盟のマテオ・サルヴィニと五つ星運動のルイジ・ディマリオが、3月4日の総選挙の結果に基づいて次期政権を樹立するために最後の努力を開始した。
 二人のEU懐疑派の指導者は、再び総選挙を実施するか、暫定内閣を形成するかを決定する前に、セルジオ・マタレッラ大統領から24時間の猶予を得た。
 二人の指導者の合意は、今日に至るまで実現しなかった。それは、同盟のディマリオ代表が、シルヴィオ・ベルルスコーニ元大統領と協力関係を維持する限りマテオ・サルヴィニとは合流できないと主張していたためだ。
 五つ星運動の指導者が、次期の連立政権におけるベルルスコーニ氏の位置づけに関して拒否権を発動しないことで合意し、水曜日の会談となった
 会合の前のラジオ番組で、マテオ・サルヴィニは、3月4日の総選挙の結果を反映した連立政権に前向きであると述べた。
 同盟の指導者は、五つ星運動との連立交渉のために、シルヴィオ・ベルルスコーニに引き下がるように圧力はかけないと主張していた。
 彼はさらに、暫定内閣を受け入れるよりも、できればもう一度選挙をやり直して、組閣したいとも述べている。
 月曜日に、サルヴィニ代表はセルジオ・マタレッラ大統領に、組閣を行い、3月4日以来続いている政治的な行き詰まりを打開したいと懇願した。
 大統領との会合の後、サルヴィニ代表は「もう一度モンティ政権になるとは誰にも考えて欲しくない」と述べた。
 「テクノクラート政府は、有名教授から構成されており、ブリュッセルから要求されているものだ
 「そのような内閣は、総選挙の結果として誰も望むものではない」
 月曜日には、セルジオ・マタレッラ大統領は、三度目の連立交渉が失敗した後で、政党代表等に行動を求めた。そして、彼等に、「中立的な内閣」を組閣するか、新たな総選挙を実施するかを受け入れるように求めた
 月曜日の晩に、マタレッラ大統領が協議を停止するように呼びかけた後に、この警告がだされた。それは、月曜日に、3月4日の総選挙の後の政治的行き詰まりにより、連立政権の樹立が困難になったことが明らかになったためであった。
 大統領は、イタリアは早急に政府を必要としており、全ての政党に中立内閣に復帰するように呼びかけた
 暫定内閣は、予算案を審議し、6月のEUサミットに出席し、選挙法改正を審議することになる。」

Italy news: EU on the brink as eurosceptic leaders give anti-EU coalition last chance | World | News | Express.co.uk

 もう一度、総選挙を実施するのであれば、暫定内閣を作れ、というのがマタレッラ大統領の意向なのでしょう。泣いても笑ってもあと1日で、イタリアに反EU政権が誕生するかどうかが決まります。その時は、かなりの影響がでるでしょう。