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米朝会談の背後で、中国が不安になる理由

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 中国抜きで米朝会談が実施されます。これは中国の国際的地位の低下を意味します。中国が神経質になる理由は、やはり軍事的緊張です。

 中国はアメリカの動きに耐えられなくなっています。
 「先週、2機のB52戦略爆撃機が、訓練飛行のために南シナ海に向かったと米軍が発表した。
 太平洋空軍の発表によると、2機は、木曜日に、グアムのアンダーセン空軍基地を飛び立ち、南シナ海に向かった。それから、2機は沖縄に向かい、F-15Cストライクイーグルと演習を行った。その後2機はグアム島に帰還した。
 太平洋空軍の発表によれば、「継続的爆撃機プレゼンス作戦(Continuous Bomber Presence (CBP) missions)は、米軍の即応能力を維持することを目的としている。アメリカ太平洋軍のCBP作戦は、2004年3月から定期的に実施されてきたが、国際法にのっとっている。」
 この作戦の過程で、二期の爆撃機は、中国が領有権を主張しているスプラトリー諸島海上空を飛行したとCNNが米軍関係者の談話として報道している。
 米国当局者によれば、中国は南シナ海に人工島を建設し、その武装化を図ってきた。
 この地域に関しては国際的に様々な国の主張が競合している。アメリカは領土紛争のいずれにも与しないが、交通量の多い水域は開かれており、非武装化される必要があるとアメリカの当局者は述べている。
 過去において、米軍が中国が主張する諸島の近隣に接近した時、中国は反論を提起してきた。
 B52の作戦に対して、中国軍のスポークスマンは、記者に「状況は中国軍が管理している」と述べた。
 「人民解放軍は、通常通り、国家の主権と領土の統一を固く守っている」とスポークスマンは付け加えた。
 フィリップ・デビッドソン提督は、米太平洋軍司令官として承認されたが、提督は米下院に、中国はこれらの諸島を利用して地域の支配権を確立しようとしていると先々週に述べている。
 「私の考えでは、中国は軍構造を確立しようとしており、この地域を通る航空路と航行路を管理しようとしている」と彼は述べている。」

US flies B-52 bombers over South China Sea | TheHill

 こうした緊張を解消するために、韓国に八つ当たりしています。
 「中國空母の接近により韓国参謀本部は警戒態勢をとっている。韓国軍は、韓国防空識別圏を数時間偵察機で紹介させている。
 ソウルは、数か月前、今年中国軍が三度目の領空侵犯を行ったという同様の報告書を発表している。
 中国国防部は、この件に対してコメントを発表していない。(以下略)」

WW3 alert: South Korea scrambles military jets as China enters defence territory | World | News | Express.co.uk

 さらに日本近海でも挑発的な軍事演習を行っています。与那国沖では、中国の空母「遼寧」から戦闘機とみられる艦載機が発着艦したのが初めて確認されています。
 朝鮮半島の状況が急速に悪化すれば、米中の軍事的緊張も高まります。さしあたっては、平和な雰囲気があふれていますが、安心できる状態からは程遠いといえます。