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崩れる韓国自動車業界のビジネスモデル

死刑台のエレベーター(完全版)

死刑台のエレベーター(完全版)

 韓国も北朝鮮との融和に喜んでいる余裕はありません。崩壊まで後一歩です。

 産経新聞からです。
 「韓国メディアが危惧するのは、業界を支えてきた現代自のビジネスモデルが崩壊しかけていることだ。
 「安かろう、悪かろう」などと揶揄(やゆ)されてきた現代自の00年代の躍進を支えたのは、新興国市場での現地生産の拡大だった。
 1990年代後半以降、トルコ、インド、中国、ロシア、ブラジルなどで相次いで工場を稼働。(1)中間所得層に手が届きやすい小型車の投入(2)現地のニーズに合った車を販売(3)「安くて品質の良い車」というブランドイメージの確立-など次々と施策を打った。
 海外での積極展開を可能にしたのは、韓国国内での圧倒的な強さだった。起亜自と合わせて約7割のシェアを占める価格支配力で利益を確保し、それを研究開発や海外事業に振り向けることができたからだ。
 こうしたビジネスモデルは、韓国内における輸入車のシェア上昇や、度重なる労働組合ストライキに伴う人件費高騰、ウォン高・円安傾向など、さまざまな要因が重なって競争力を失いつつある。
 現在、トランプ米政権が自国の自動車産業を保護するために輸入自動車の排ガス基準などの非関税障害を高める案を模索している。現代・起亜自は、米国販売の車両の半分以上を韓国工場で生産しており、影響は必至だ。さらに、米大手ヘッジファンド、エリオットが4月3日、10億ドル(約1070億円)以上の現代自、起亜自株を取得したと公表。現代自グループの組織構造などを問題視しているとされる。“もう言う株主”の今後の動向によっては現代自への悪影響は避けられず、韓国経済に甚大な打撃を与えかねない。
(経済本部 鈴木正行)」

【ビジネス解読】韓国自動車産業が崖っぷち 「ビジネスモデル」崩壊危機(2/3ページ) - 産経ニュース

 結局、韓国自動車メーカーの国内でのシェアが下がりすぎたことが全ての始まりでした。そこで保護貿易主義のトランプ大統領がでてくれば、韓国経済は終わったようなものです。

 だからといって、中国向け貿易が好調というわけでもありません。むしろ、サムスン中国企業に追撃されているのが現状です。韓国財閥が危うくなれば、韓国経済や、いや韓国は本当に終了してしまいます。それでもよいのでしょうか。