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トランプ大統領、シリアへの攻撃を決意か

【指定第2類医薬品】オシリア 10g

 シリア情勢もいよいよクライマックスです。

  トランプ米大統領は現地時間の11日朝、化学兵器使用疑惑があるシリアに「ミサイルが来る」とツイッターに投稿し、近いうちの軍事行動を強く仄めかしました。ロシアがシリアのアサド政権を支援していることを批判し「我々とロシアとの関係はいま、冷戦期を含んでも最悪だ」と指摘しています。これまで、ロシアには極力融和的な姿勢を維持してきたトランプ大統領が一線を越える覚悟をしたようにも見えます。

 「全ての国が我々と共に行動することが必要だ」とも書き、国際社会に対して米国への支援を呼びかけています。これに対してロシア側も反発しています。ロシア外務省はフェイスブックに「賢明なミサイルはテロリストに向かうべきだ」と書き込んで反論しています。

 そうはいってもスクリパリ事件で、ロシアが信用を失っていることも事実です。(詳しくは下のエントリーをご覧ください)

 トランプ大統領は当初はシリアから米軍を引き揚げるといっていたはずですが、やはり毒ガス事件が全てを変えてしまいました。米ロの関係は再び悪化の一途を辿っています。

 さらに、産経新聞によれば、今回の攻撃では米英仏が許力して行うことになりそうです。

「米国は米海軍の駆逐艦2隻を地中海に展開させ、巡航ミサイルなどによるシリア攻撃を視野に準備を整えつつあるとみられる。

 フランスのマクロン大統領は10日、米英両国と対応を協議し、「数日以内に決定を発表するだろう」と述べ、週末以降の共同軍事攻撃の可能性を示唆した

 パリを訪問したサウジアラビアムハンマド・ビン・サルマン皇太子との共同記者会見での発言。マクロン氏は「自国民への化学兵器使用はレッドライン(越えてはいけない一線)だ」と強調。皇太子は「(米仏などシリア空爆の)同盟国が求めるなら、われわれも存在を示す」と述べ、協力する意向を示した。

 一方、トランプ氏は13日から予定していた南米訪問を中止し、マティス国防長官も国内出張を取りやめてシリアへの対応を優先。トランプ氏は10日、英国のメイ首相との電話会談で化学兵器使用を「容認しない」との方針で一致し、カタールのタミム首長とも会談した。首長は記者団に「この問題はすぐに終わらせなければならない。戦争犯罪を許容しない」と述べた。」

【シリア情勢】トランプ大統領「やってくるから準備しろ」とロシアを挑発 地中海に艦船展開 英仏合同作戦か - 産経ニュース

 この記事からもわかるように、いまやサウジアラビアは西側諸国の事実上の同盟国です。エジプトに並ぶ存在と言っても良いでしょう。自国民に対して毒ガスを使用したというのは、今回ばかりは否定できないので、一定の軍事作戦は行われる事になるでしょう。