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北朝鮮問題はCIAが担当

 ポンペオCIA長官が国務長官に横滑りしたことからもわかるように、実は以前からCIAが北朝鮮との交渉の窓口になっていました。

 「【ソウル時事】韓国紙・東亜日報は5日、米中央情報局(CIA)のジナ・ハスペル副長官が2月の平昌冬季五輪期間中、極秘で訪韓し、韓国情報機関・国家情報院の徐薫院長や政府高官らと会談していたと伝えた。米朝接触では情報機関を通じたチャンネルが機能しているとされ、ハスペル氏の訪韓は臆測を呼んでいる。
 5月末までの米朝首脳会談をめぐっては、韓国高官が3月、金正恩朝鮮労働党委員長の会談意向をトランプ米大統領に伝達。トランプ氏はその場で応じた。だが、米メディアによると、米側は情報機関を通じ、金委員長の意向を事前に把握していた。
 東亜日報によると、ハスペル氏と徐氏との会談には、昨年5月にCIA内に創設された北朝鮮の核・ミサイル問題を専門に扱う「朝鮮ミッションセンター」のアンドルー・キム・センター長も同席した。キム氏は、平昌五輪で北朝鮮応援団に付き添って韓国を訪れた朝鮮労働党統一戦線部副部長と接触した可能性があるという。 」

CIA副長官が極秘訪韓=五輪期間中に情報収集か-韓国紙

 ジナ・ハスペル副長官は、ポンペオ長官の後任で、初の女性CIA局長になる予定です。議会での承認が必要なために、確実にそうなるというわけではありませんが。

 ハスペル女史に関して問題なのは、グアンタナモで囚人に対して拷問を行うプログラムんじ関わっていたのではないかという疑いがかけられていることです。

 全体として意外なのは、トランプ大統領が選出される前までは、CIAはFBI以上にトランプ大統領に費は的であったはずです。しかし、ふたを開けてみれば、選挙戦の土壇場でトランプに助力したように見えたコーミー元FBI長官が現在もなお疑われているということです。その意味ではやはりCIAは政治的に身の処し方をよく知っていたというべきでしょう。l