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トランプのアマゾンたたきの背景はオラクルか

ロマンスエンジェルオラクルカード(日本語版説明書付)新装版 (オラクルカードシリーズ)

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 トランプのアマゾンたたきの背景には、知り合いの不動産業者の苦情があったといわれています。「アマゾンがアメリカ中の小売業者(リアル店舗)にとって大きなプレッシャーになっている。廃業や規模縮小が続く。故に、それらが入っている商業ビルの価値が下がって困る.....」というのです。

 それ以外にももう一つの理由がありました。それがオラクルです。

  「トランプ大統領は、火曜日にオラクル者の共同CEOのサフラ・カッツ氏とベンチャー投資家のピーター・ティールと夕食会を共にしたといわれている。

 今回の夕食会の計画は、ブルームバーグの報道によると、オラクル社が国防総省のプライベート・クラウドに関する数百万ドル規模の入札で競合しているときに行われた。

 議員や、オラクル社を含むアマゾンの競合企業は、数年にわたる契約になる可能性があることに懸念を表明している。アマゾンは現在かなりの割合のクラウド・コンピューティングのシェアを占めているからだ。

 ここ数日、トランプ大統領は、アマゾンがアメリカの郵便を利用し、販売の収益ででる税金を納めていないと非難してきた。

 ペイパルの共同創設者であるティール氏は長らくトランプ大統領を支持してきた。彼は2016年の大統領選でトランプ候補が選ばれたことを絶賛しており、後に有力な資金提供者となっていた。」

Trump dines with Oracle exec and Peter Thiel | TheHill

 先の不動産業者の話もそうですが、「知り合いに頼まれたから、この政策を採用した」という色彩が明瞭です。わかりやすい、といえばわかりやすいのですが、アメリカ国内では反論も起きるでしょう。アマゾン者に対する措置は政権内部で検討されていないという報道でアマゾンの株も戻しましたが、やりたいことはやるというのがトランプ流なので、これからアマゾンに対する制裁措置が課される可能性は低くないでしょう。

 とはいえFANG企業もオバマ政権の下ではかなり優遇されてきましたので、今逆風が吹いているとみることもできます。そこで、大丈夫なのがペイパルということでしょうか。