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秘密結社ブランケットが実在するなら、休眠細胞も実在するはずだ

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 このところ、某国の休眠細胞が関西に実在しているかどうかが問題になっています。こうした問題を考えるにあたっては、過去にそれを思わせる事件があったかどうかが重要です。

  この点で参考になるのは布施寿町事件でしょう。
 この事件は、韓国から密入国して在日中、北朝鮮工作員として獲得された在日韓国人Aが、北朝鮮に向けて密出国してスパイ訓練を受けて再度密入国し、引き続き、正規の特別永住者を装って在留する中で、無効な再入国許可証により本邦に不法上陸し,その後、不法在留していたスパイ事件である。
 Aは,昭和40年に朝鮮労働党に入党、昭和45年に、インドの北朝鮮大使館でスパイ教育を受けたのを契機に、工作員として本格的に活動し始め、東大阪市寿町を拠点に,他人名義の日本旅券を不正に取得するなどして、
 ・韓国情報機関関係者等の獲得工作
 ・韓国人留学生、在日韓国人及び帰化人の包摂
 ・在韓地下組織の結成
 ・大阪府議会工作
等を行っていた。
 また、昭和48年11月28日、石川県能登半島の七海海岸から北朝鮮に密出国し、平壌においてスパイ訓練を受けた後、同年12月26日、再び七海海岸から密入国したとされる。
 大阪府警察は、平成16年10月12日、Aを出入国管理及び難民認定法違反、外国人登録法違反で逮捕するとともに、同日、関係箇所を捜索し、乱数表等を押収した。また、同年、11月24日、Aの旅券法違反について書類送致した。
 この件を見るだけでも数十年にわたって日本国内,しかも大阪で北朝鮮工作員が活動していたことが確認できます。ですから、今も同様の工作員が存在すると仮定することには無理はないでしょう。

 この例でも明らかなように、北朝鮮が韓国への工作を行う際に、日本のような近隣の第三国を利用するというのはインテリジェンスの基本中の基本です。
 今後、統一朝鮮と日本の間の緊張が高まれば、こうした工作員に対する対応が重要になります。本格的に日本の安全を考えねばならない時期に入っているといえるでしょう。

(ちなみに秘密結社ブランケットの元ネタは以下のとおりです)

 

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