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バノンは口が軽い

 タイトル通りです。数日間考えてみましたが、この結論は変わりませんでした。

 「ホワイトハウスの当局者は、ポリティコ紙に、スティーブ・バノンが、トランプ大統領に対して支持する表明をした後でも、トランプ大統領のサークルでの以前の地位を取り戻すことは「ありそうにない」と語った。
 バノンはトランプジュニアが「愛国者」で「良い男」だと日曜日の声明で述べた。そして、彼は、今回のホワイトハウスの暴露本でジュニアにコメントしたことを後悔していると付け加えた
 しかし、トランプ政権の何人かの交換は、こうした声明が、トランプ側近のバノンへの見解を変えることはないと述べたとポリティコは報じている。バノンは,声明の中で、トランプ大統領への指示は「揺るぎがない」とのべ、「トランプ大統領は、信頼出来る唯一の候補者で、クリントンの組織を打ち破った」と語っている。
 バノンのものとされるコメントが明らかになった後で、トランプ大統領は、バノンが「正気を失った」とする辛辣な声明を発表した。
 全主任戦略官はマイケル・ウォルフの「炎と怒り」のなかで、トランプジュニアとロシア人弁護士との会合は「国家反逆罪(treasonous)」であったと述べている。
 「彼らは、テレビの全国放送でドン・ジュニアを卵のようにかち割ろうとしていた」とバノンはこの暴露本の中で述べている。
 ブレイトバートニュースは、トランプジュニアを支持する表明の発表を計画していた。しかし、トランプ大統領のバノンへの批判でそれも中止になった。
 トランプ大統領は、バノンを批判し続けている。そしてバノンのことを「杜撰なスティーブ」とよび、バノンは「クビになったとき泣きわめき、仕事を続けさせてくれとお願いした」と主張している。」

WH official: 'Unlikely' Bannon will regain status in Trump circle | TheHill

 今にして思えば、ホワイトハウスのリークも,そのほとんどがバノンによるものであったと考えられます。というのも、彼がホワイトハウスを退いて以降、大がかりなリークはほとんど見られないからです。一つにはジョン・ケリー首席補佐官の采配によるところも大きいのでしょうが、リーク源がなくなったためと考える方が適切でしょう。
 何らかの形で政治に関わるのであれば、「口が軽い」のは致命傷です。いつまでもというわけではないにせよ、当分の間はトランプ大統領とバノンの関係は冷え切ったままでしょう。