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台湾進攻の準備を整える人民解放軍

 トランプ大統領は、選挙公約の通りに、アメリカの大使館をエルサレムに移したように、準備さえ整えば、台湾の独立も支持する日がやってくるでしょう。あるいは、日本に核武装を改めて認めるかも知れません。
 その一方で、中国は台湾を手にするために必死になっています。

  「先週の月曜日、中国の軍用機が台湾の周回飛行を行った。中国国営放送によれば、その軍用機は、巡航ミサイルを搭載した爆撃機で会った。
 しかし、台湾島周辺での中国の最近の軍事演習が示唆しているのは、台湾の軍事侵攻に備えて軍事情報を収集していると言うことだ。
 マカオを本拠地とする軍事専門家のアントニー・ウォン・ドンは「最近の台湾周回パトロールは大変例外的だ」と述べている。
 「空軍は、最近の軍事情報を収集するために台湾島周辺で実用的かつ良く計画が練られた哨戒飛行を行っている」
 過去において、この地域の海軍と空軍の哨戒飛行は珍しいことではない。しかし、過去の飛行は、大部分が象徴的なものであったとウォンは述べている。
 彼は次のように付け加えた。「しかし、今では、本土は新型と旧型の偵察機、戦闘機、その他の軍用機を展開している。これが示しているのは、人民解放軍が台湾侵攻の準備を加速させているということだ」
 台湾の国防大臣は月曜日に、日曜日から月曜日にかけて、台湾周辺をY8型輸送機が飛行していたと述べた。
 先月、中国空軍は彼らの最大の偵察機Tu-154を台湾周辺で飛行させた。
 ウォン氏は続ける。「Tu-154は合成開口レーダーを備えており、台湾軍事基地を調査し、その場所を特定することができる。そうしておけば、北京が台北に軍事攻撃を仕掛けたときには大変役に立つ」
 蒋介石以来、国民党の軍隊が、中国本土での毛沢東との内戦に敗れて、1949年台湾になだれ込んだ。それ以来北京は台湾を自国の領土と考えている。
 このようであるから、中国は、反分離法の一環として、強引な台湾併合をあきらめていない。そのお陰で、中国は,台湾が独立しようとするとき、独立を阻止するために必要であれば、軍事力を行使できるのである。
 台湾は中国本土にとっても戦略上重要な場所である。なぜなら、本土から太平洋に向かう航路を妨げているからだ
 中国の外交政策南シナ海への進出に重点を置いてきた。そして、近隣諸国との国境紛争を抱えている。
 11月には、北京は軍用機と爆撃機を、軍事演習の際に、南シナ海に飛行させた。これはアメリカに対して軍事力を誇示するためであった。
 北京を本拠地とする軍事コメンテーターのゾウ・チェンミンは、「台湾は人民解放軍が西太平洋にでるための主要な障害物だ。台湾は中国本土を取り囲んでいる第一列島線の一部を構成しているためだ」
 北京を本拠地とする海軍専門家のリ・ジエは、台湾への焦点が集まっているのは、本土の不安定な政治状況に起因すると述べている。
 日本とアメリカは独立派の民進党政権を支援すると見られている。
 彼は付け加えた。「人民解放軍の究極のライバルはアメリカと日本だ。アメリカは台湾海峡の問題の背後で主要な役割を果たしている」
 12月11日に、台湾は日本にTPP参加への打診を行ったと報道されている。
 これはアメリカが抜けた後のTPP協定である。
 リはさらに続けた。「中国本土は台湾に関する軍事情報をアップデートする必要に迫られている。ステルス戦闘機の数、戦略爆撃機の数、それに西大西洋における日米の軍事力の展開がそこには含まれている」
 「台湾周辺の重点的な哨戒飛行は、将来の軍事紛争に向けた人民解放軍の準備の根幹をなす
 台湾の民進党を率いる蔡英文が昨年総統選挙に勝利を収めて以来、中台関係は非常に悪化している。
 中国は蔡英文が形式的独立を発表するつもりなのではないかと疑っている。独立宣言は北京にとって越えてはならない一線である。蔡英文は中国との平和は維持したいが、台湾の安全保障は守ると語っている。
 台湾は米国製の武器で武装している。しかし、中国からの脅威に対応するためにより先進的な武器を求めている。
 アメリカは台湾と正規の国交を結んでいないが、台湾関係法で結びつけられており、アメリカが武器の供給も行っている。
 火曜日にトランプ大統領は、2018年度の国防予算にサインした。その中には、米体の艦隊の相互訪問のための予算も含まれている。」

 

China planning military invasion of self-ruled Taiwan, says expert | World | News | Express.co.uk

 それにしても、蔡英文は評判があまり良くありません。議会でも与党を閉めているのに、これと言った政策を打ち出していないためです。この記事のように、日々追い詰められているはずなのですが、対策を取らないというのは非常に無謀であるように見えます。

 トランプが北朝鮮を軍事攻撃する確率よりも、人民解放軍が2021年に台湾侵攻を実施する確率の方がはるかに高いでしょう。中国共産党結党100年のその年に、台湾を我が物にするというのが、中国共産党の悲願だからです。

 台湾海峡が動くときには、朝鮮半島も動きます。ですから、東アジアで第三次世界大戦が勃発することは決まっているといっても良いぐらいです。