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グラム上院議員、朝鮮戦争の可能性を30%と予測(核実験の場合は70%)

 今後の流れを聞いていると感じられるのが今回取り上げるグラム上院議員です。それから、マルコ・ルビオ上院議員もその中に含められるでしょう。
 
「リンゼー・グラム上院議員は、北朝鮮がもう一度核実験を行えば、トランプ大統領北朝鮮を攻撃する可能性が高いと述べた。
 グラム上院議員はアトランティック誌のインタビューで、北朝鮮がもう一度長距離弾道ミサイルの実験を行えば、トランプ大統領が軍事的オプションを採用する可能性が30%あると述べた。さらに、北朝鮮が核実験を行えば、その確率は70%に跳ね上がるとも付け加えた。
「私はこれ以上直接的に語ることはできない。何も生じなければ、トランプ大統領は軍事的オプションを用いざる得ない。なぜなら、時間がなくなりつつあるからだ」と上院軍事委員会のメンバーであるグラム上院議員は語っている。
 その場合、北朝鮮の体制に対する全面戦争になるだろうとこの外交政策タカ派議員は述べている。
 『外科手術的攻撃』というオプションはない。核兵器計画はやり過ぎ(too redundant)なんだ。しつこすぎるんだよ。だから、最善の場合ではなく、最悪の場合を想定しておく必要がある。いったん軍事的オプションを採用すれば、核施設を無力化するだけでは不十分だ。体制を完全に崩壊させなければ」と上院議員は語っている。
 その一方で、グラム上院議員は、北朝鮮金正恩との直接交渉を支持しているとも述べている。
 「戦争を回避するためであれば、交渉のテーブルからは離れないだろう。」「歴史家には、リンゼー・グラムは交渉すらしなかったとは言われたくない」とグラム上院議員は語った。」
 グラム上院議員は日曜日に、トランプ大統領とゴルフに興じた。その際に「北朝鮮問題は常に話題に上がった」
 「平壌の支援者である中国の動向にかかわらず、解決は北朝鮮の体制変換になるだろう」と彼は語った。
 しかし、ホワイトハウスは体制変換に関しては何度も否定している。(以下略)」

Graham: 30 percent chance Trump attacks North Korea if it conducts another missile test | TheHill

 こうした発言は、トランプ大統領とうまく示し合わせた上で行っていると考えられます。それにティラーソンの発言にしても、あえて北朝鮮に融和的な発言を行ったとみえなくもありません。トランプ政権が全面的な恐喝モードに入っているのは確かで、さらなる軍事演習が開催される可能性もあるでしょう。