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イスラム国消滅後を、イラン、ロシア、トルコが協議する

 猖獗を極めたイスラム国も,少なくとも占領地は消滅しました。活動家は世界中で今後もテロを計画するでしょうが、今後はシリア内戦の戦後構想が問題になります。今回の三カ国の軍指導者の会談もそのための地ならしといったところでしょう。

  「イラン、ロシア、トルコの軍指導者は、ロシアの黒海のリゾート都市ソチで、シリアの共通のテロ対策戦略を調整するために三カ国協議を行った。

 イラン軍のモハマド・バケリ参謀総長、ロシアのバレリー・グラシモフ参謀総長、フルシー・アカールトルコ軍参謀総長の出席があり、会談は火曜日に行われた。

 バケリ参謀総長の提案で行われたこの協議は、最近、シリアとイラクの両方のイスラム国によって最後まで占領されていた地域の解放にひき続いて行われた。

 グラシモフ会長は、「今日は、シリアの方向でさらなる作業を続けるための共通のアプローチを見つけることを期待している」と述べた。

 3カ国は2016年末にシリアの危機を解消するための平和プロセスを開始するために努力した。イランとロシアはシリアの味方であり、トルコは反ダマスカスの武装勢力であった。

 彼らは2017年初頭から、シリア政府と野党の間の協議を仲介してきた。今回の会談では、アラブ諸国の4つの緊張緩和地域が設定された。」

PressTV-Iran, Russia, Turkey military chiefs meet in Sochi

 元ネタはイランの国営メディアですが、この事実は素直に受け取っても良いでしょう。注目すべきなのは、トルコが参加していることです。今後はNATO加盟国で会ったトルコも、Natoを離脱し、ロシア・イランの軍事同盟の一角をなすことになると考えても良いのではないでしょうか。