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中国空母がアメリカ空母よりも優れた技術を採用する

 いよいよ、人民解放軍の技術の方が米軍の技術を越えるという段階に入ったようです。今回紹介するサウスチャイナモーニングポストの記事が正しければ、米海軍の優越性の一つが覆ることになります。

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 「海上推進の技術革新により、中国の第2の空母は、船舶開発の大きなハードルを克服して、原子力に頼ることなく、世界で最も先進的なジェット発射システムを使用することが可能になる、軍事筋が述べている。
 統合推進システム(IPS)の開発により船舶のエネルギー効率が向上し、技術的に劣った蒸気駆動型のカタパルトの打ち上げシステムではなく、電磁式カタパルトを運用するのに十分な電力を供給できると軍事筋は伝えている。
 中国初の空母遼寧とその姉妹船であるType 001Aは、ソビエトが設計したスキージャンプ式の発射システムを備えた従来型の空母である。
 しかし、電磁カタパルトを備えた中国の第2の空母は、自家用飛行船「Type 002」の電磁飛行機発射システム(EMALS)は、飛行機への磨耗や裂傷が少なく、蒸気式カタパルトよりも短時間により多くの飛行機を発射させることが出来る。(以下略)」

Breakthrough to power most advanced jet launch system on China’s second home-grown aircraft carrier | South China Morning Post

 記事によれば、この電磁カタパルトは電流を直流にすることで実現するようですが、アメリカでも実現できていないこの技術を中国の方が先に手にすれば、その影響はアメリカ国内に留まらないでしょう。もうこのまま中国を放置しておくことは出来ない、という政策判断が下されることでしょう。