FirstHedge 明日の投資情報

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「賭ケグルイ最高」、ではなくて「再考」

「あの件はやはりテロじゃないの」と私のゴーストが囁きますので再検討します。というか、思い出したんですよ。とある外事課の刑事さんと話をしたことを・・・。

 

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 以前、とあるパーティーで外事課の刑事さんと知り合いになりました。ちょうど、オーランドのナイトクラブでの乱射事件があった少し後でした。そこで、オーランドの事件について少しばかり話し込んだのですが、あくまで報道の範囲でしたが、背景がおかしいという点で意見が一致しました。

 犯人が精神的に過激になったプロセスが早すぎるというのです。思い返せば、フランスのテロにもそういう傾向がありました。ヨーロッパの場合は、すでに国内のイスラム化が進んでいることもあり、イスラム国の直接の関与も考えられたのですが、オーランドの件はいかにもおかしかったのです。

 オーランドの件では、女性と別れたばかりでした。今回のパドック容疑者に関しては、交際相手の女性に1千万程度のお金を送金しています。つまり、前回にお伝えしたような借金苦ということではなさそうなのです。

 おかしな点はまだあります。パドック容疑者に動機が見当たらないということです。産経新聞では、「南部フロリダ州の自宅前でメディアの取材に応じたパドック容疑者の弟、エリックさんは「彼は裕福だった。私たちが知る限り、兄は全く素晴らしい人だった」と証言。不動産投資で成功した元会計士で特別の前科もない。ギャンブルで大金をかけ、クルージングを楽しんでいたといい、2015年にラスベガスから約130キロ離れたメスキートに36万9千ドル(約4170万円)で住宅を購入し、フロリダから移り住んだ。」と報じられています。

 64歳という年齢にしても、裕福な暮らしという点でも、こうした事件を起こすような人物には見えないことが、一番気にかかることです。

 その時刑事さんと話したのは「洗脳」の可能性でした。そうなれば、ほとんど映画の「マンチュリアン・キャンディデート(邦題は「影なき狙撃者」)」の世界ですね。その時は、それで話が終わったのですが、改めて今回のラスベガスの事件もこの射程にあったのではないかという気がしてならないのです。

 仮に今回の事件が「洗脳」によるものとして、犯人はだれかということになると、「イスラム国」が名乗りを上げているのです。実体としてのイスラム国は、もう滅亡寸前の状態です。ですから、ほかの件に乗じてそう主張しているのだろうという人も多いと思います。しかし、フランス、オーランド、ラスベガスを一つの線で結ぶと別の可能性も考えられる(気がする)のです。