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スティーブ・バノン、北京で王岐山と会談

 ホワイトハウスをやめて、反トランプキャンペーンでもすると思いきや、バノンは北京に向かっていました。

 そもそも、バノンは中国にアメリカ国内の雇用が奪われることを激しく非難してきました。TPPからの離脱もそれが主な動機でした。
 中国と言えば、ジャレッド・クシュナーのクシュナー家の中国との不動産取引が世論を騒がせました。9月には訪中の予定でしたが、これは取りやめになりました。
 ティラーソン国務長官は、職務上中国との接点は大きいですが、現在の所北朝鮮問題が最大の課題になっており、中国とはほどほどの関係を保っていると考えられます。
 経済方面では、11月の米中首脳会談の準備のためにウィルバー・ロス商務長官が北京を訪れています。
 そこに、バノンの北京訪問です。しかも対談相手が王岐山とは!
 この経緯からすると、王岐山は年齢制限にも関わらずチャイナ7に残るか、仮に去ったとしても大きな影響力をふるうことになるかのいずれかでしょう。